川根路沿いにあるお洒落カフェ風の店舗
金谷・島田から千頭方面へ向かう川根路では、これと言った食事場所が少なくて、このエリアで昼食場所というと迷ってしまう方が多いと思います。そんな皆様におすすめしたいのが、今回の「和彩食堂 あけぼの」です。
場所は千頭方面に向かいながら、大井川鉄道の下郷駅を過ぎて大井川を渡ると、すぐ左手にお店が見えてきます。店舗前に広めの駐車場も完備しています。
〒428-0313 静岡県榛原郡川根本町上長尾842-4【地図】
☎0547-56-0102
11:30~15:00 17:00~21:30 【定休日】火曜日
それではお店に入ってみましょう
お店に入って右側がメインのスペース。こちらは靴を脱いであがるスペースなので、お忘れなく!やや、わかりにくいせいもあって、土足のまま上がって、お店の方に声を掛けられる方が多いようです。
店内は窓が大きく取られていて、とても開放的な雰囲気です。また、時間によっては大井川の対岸を大井川鉄道のSLが通過することもあります。
店内に入って左側のスペースにはグループ向けの個室もあるようです。
まずは川根茶でのおもてなし
テーブルに案内されると、お水…ではなくて、お茶でのおもてなしです。さすが川根はお茶どころですから。また、テーブルには夏場はアイスポットが置かれていて、中にはもちろん川根茶。この川根茶が飲み放題という贅沢。
メニューは主にお膳形式となっています。お子様ランチもありますが、ボリューム感がやや欠ける点もあるので、小学生未満と考えていた方がよさそうです。
そのお膳形式の価格帯は1300円~2000円といったところ。大人にはプチ贅沢、小学生にはやや高く感じるかもしれません。
料理が来るまでは…
注文があってから、調理がスタートするようで、提供まではやや時間が掛かるようです。そんな待ち時間に、静岡らしくおでんはいかがでしょう?
おでんはセルフスタイルになっていて、1本80円とお手頃価格。
川根抹茶味噌を掛けてみて!
静岡おでんというと、甘めの味噌を掛けて食べるというのがスタンダードですが、こちらの「あけぼの」さんでは、川根というお茶どころらしく川根抹茶味噌が用意されていました。
緑の抹茶味噌は見た目には若干抵抗を感じるかもしれませんが、掛けてみると、おでんによく合います。抹茶の風味も、おでんの味を邪魔しないので、ぜひ掛けてみてください。
人気メニューは「あけぼの膳」1380円
今回いただいたのは、お店の一番人気メニュー「あけぼの膳」1380円です。こちらは1日15食限定とのことなので、お店の方に確認して、大丈夫ならぜひ注文してみましょう。
このあけぼの膳は、このお店の人気メニューを少しずつ色々と食べることのできる、お得なメニューなんです。
写真右上で一番目立っているのが「川根大根ラーメン」。その上にとろろご飯。左はデザートの濃厚さつまいもプリン。その下が川根しゅうまいです。
まずはラーメンから…
スープは濁っているので、濃い目の味かな…と思いつつスープを一口。これが、案外とさっぱり系でした。よくダシも出ています。
このラーメンがなぜ「川根ラーメン」とわざわざ川根の名前を付けたのか?それは写真の大根にあります。メニューの案内によると、川根地区では旧来大根の入った蕎麦を食べる風習があって、それをご主人がラーメンにアレンジをしたのだとか。
ラーメンに大根という組み合わせですが、大根もよく味が染みていて、驚くほど相性がいいです。
お行儀が悪いようですが…
ラーメンを食べ終えた後のスープですが、美味しいさっぱり系のスープなので、そのまま飲み干してもいいんですが、お店の方のおすすめは「とろろご飯に掛けてみてください」とのこと。
やや、お行儀が悪いかなぁ…と思いつつ、言われるがままスープを、とろろご飯に掛けてみて一口。
美味しい!
このスープがあっさり系スープなので、汁をやや多めに掛けてスープリゾットのようにして食べるといいでしょう。もちろん最初の一口はそのままとろろご飯で食べた方がいですけど、スープがとろろ汁に馴染んでいて、やみつきの味になります。
山の中なのに海鮮系メニューもおすすめ
海鮮丼と言えば、港や海沿いで食べるというイメージがありますが、こんな山の中にありながら、海鮮系のメニューもあります。写真は海鮮丼1500円です。他にもマグロ刺身定食、鉄火丼なんかもあって、海鮮メニューもおすすめです。
ネタも山の中とは思えない新鮮さで、一口食べると驚いてしまいます。せっかく静岡に来たから海鮮メニューを食べたいという方でも、安心して注文できますよ。
今回は真夏ということもあって、使用はされていませんでしたが、外にはテラス席もあるようで、心地いい風に吹かれながら、川根ならではのランチもいいかもしれません。
静岡のおでかけ&グルメ情報は