京都の奥座敷 鷹峯にあるリゾートホテル
2024年4月初旬に京都の奥座敷とも呼ばれる鷹峯にあるホテルハーヴェスト京都鷹峯に宿泊をしてきました。今回は1泊朝食付きで宿泊してきましたので その宿泊の様子をご紹介していきます。
〒603-8451 京都府京都市北区衣笠鏡石町47 MAP
☎075-491-1166
こちらが ホテルの正面玄関です。派手さは無いですが モダンで落ち着いた空気感があります。アクセスとしては 京都の奥座敷と呼ばれるエリアだけに 京都駅や京都の中心である四条河原町周辺からは離れた場所にあります。また 京都の有名な観光スポットからの公共交通でのアクセスは不便です。およそ 自家用車で京都中心部からは30分ほど。最寄りの有名観光スポットと言えば金閣寺で 自家用車で約10分。徒歩で片道約30分(約1.8km)の場所にあります。
前日18時までにホテルに予約が必要ですが 京都駅からの無料送迎があります。また 有料となりますが 京都駅からホテルに荷物を送り 手ぶらで観光することも可能です。
JR京都駅新幹線八条口⇔ホテルハーヴェスト京都鷹峯 片道 荷物1個1,000円
9時~14時に預けると17時までにホテルへ配送されます。またホテルフロントに10時までに預けると14時~20時に京都駅で受け取ることができます。
ホテルでチェックイン
ホテルハーヴェスト京都鷹峯と言えば ホテルロビーや 一部客室から見ることのできる この鷹峯の景色でしょう。この山は 花札にも採用されている山で 春先の新緑や秋の紅葉は筆舌しがたい素晴らしさがあります。
南館の客室へはスロープカーで
VIALAタイプの客室については フロントのある北館となりますが スタンダードタイプ等 おおよその客室は南館へ移動することになります。その際に利用するのが写真のスロープカーです。
スロープカーで南館へ下って行く際も 正面には鷹峯が見えています。乗車すると言っても 30秒程度で到着します。
時間帯によってはスロープカーも混み合う場合があります。そんな時は歩いてみてはいかがでしょう？緩やかなスロープを歩いても さほど時間は掛かりません。また 北館1階の駐車場エリアに繋がっているので 滞在中に車で出かけたい際には スロープカーで遠回りするより案外と便利です。
スタンダード和洋室に宿泊
今回宿泊したのは定員4名のスタンダード和洋室です。手前にベッドが2台。奥に畳エリアがあって 押し入れに布団が入っています。ちなみに 布団を使用する場合は 自分で敷くセルフスタイルとなっています。
こちらが お部屋からの景色です。残念ながら北側のお部屋だったので 見えているのはホテル北館の建物ですが 南側のお部屋であれば お部屋からは正面に鷹峯を仰ぐことができます。北館のVIALA客室が見えていますが ベランダ部分に露天風呂があるようですね。
こちらが 洗面エリアです。洗面が2ヵ所あるのは家族旅行やグループ旅行では地味に便利ですよね。写真左手がお風呂で 奥がトイレになっています。
こちらが お部屋のお風呂です。一般の家庭用の浴槽と同じレベルの広さで ゆっくりと湯舟に浸かることができるサイズです。ただ 温泉大浴場があるので 利用するシーンは少ないかもしれません。
こちらが お部屋のトイレです。地味に嬉しかったのが トイレットペーパーがダブルだったこと。高級ホテルでも 案外とペーパーがシングルで げんなりすることってあるんですよね。
こちらは 洗面とは別に お部屋にあるミニバー的なエリアです。使わないかな…と思ったのですが何気に便利でした。
館内施設も充実
南館でスロープカーを降りると正面に温泉足湯があります。8:00~22:00まで利用可能です。タオルは置いてないので 部屋から持参する必要があります。あまり利用されている方は見かけなかったです。
高級旅館では良くライブラリーを見かけますが こちらのホテルハーヴェスト京都鷹峯にもありました。ただ 読みたいと思うような書籍は少なかったですね。この近くにキッズルームもありましたが こちらも 形式上設置されているような感じ。いくつか簡易な おもちゃが置いてある程度ですが 期待できるものでは無いでしょう。
大浴場は男女入れ替え制
南館の1階には温泉の露天風呂付大浴場があります。「地-kuni-」「宙-sora-」の2種類が男女入れ替え制になっているので 翌朝に朝風呂へ入れば 両方のお風呂を楽しめることになります。
1階でひと際目立つこの物体ですが「宙-sora-」の瞑想風呂です。中に入ると音の反響があるお風呂で露天風呂に直結しています。お風呂的には 「地-kuni-」より「宙-sora-」の方が充実している上に湯舟を広いので おすすめです。
朝食会場は2ヵ所
ホテルハーヴェスト京都鷹峯では 北館「オルティーボ」のプレート料理＋副菜ビュッフェ または 南館「紙屋川」のビュッフェの2ヵ所から選ぶことができます。今回は 紙屋川のビュッフェで朝食をいただきました。朝食は予約不要で 入口で部屋番号を伝えるとチェックアウト時に精算をすることができます。料金は大人2,697円(税込 2024年)。冷静に考えると1人2,697円の朝食って高いイメージですが 内容としては満足できるものでした。
並んでいる料理にできあいのものは無く いくつかのメニューは 京都では名店と呼ばれるものが並んでいます。つまり 朝食を食べるだけで 京都の名店の味巡りを楽しむことができます。
代表的なものは とようけ屋山本(豆腐)・京の輝き(京都米)・とり市老舗(漬物)・藤原食品(納豆)・柳桜園(緑茶)・松野醤油(京醤油・ポン酢)・進々堂(パン)・京五山(わらびもち)・京かまぼこ はま一(野菜天)など。
普段は納豆は食べないんですけど ついつい取ってしまいました。粒が大きめの
納豆です。京都 鞍馬口 創業大正14年 藤原食品の納豆です。やっぱ美味しかったです。
パンは京都の老舗パン屋 進々堂のもの。京五山のわらびもちも取ってきました。あれも食べなきゃ これも食べなきゃで 普段の朝食ビュッフェより余分に食べていると思います。
ちなみに夕食は…
ちなみに夕食は ホテルから車で15分の場所にあるキッチンゴン西陣店にて 京都のソウルフードとして知られるピネライスを食べました。
ピネライスとは チャーハンの上にトンカツを乗せ 特製カレーソースを掛けたもので 京都でしか食べることができません。
4月上旬は桜も見ごろに
今回は4月1日に宿泊をしましたが ホテル裏の桜は満開で見ごろを迎えていました。朝食後に ちょっと外に出て撮影してみました。ちなみに こちらの出口から外へ出る時は ご注意を！自動ドアが中から外へ出ることはできるのですが ルームキーが無いと外から中に入ることができません。インターホンで開けてもらうことはできますが…。言うのが恥ずかしく正面玄関まで10分くらい 腹ごなしのお散歩をしました。
ホテルハーヴェスト京都鷹峯の評価(各項目20点満点)
温泉・風呂(16点)混雑することもなく ゆったりと落ち着いて湯浴みができる。瞑想風呂の評価は分かれるが 独創的と考えれば◎
部屋・施設(17点)京都の喧騒から離れた上質な大人のリゾートホテルとして ゆったりとした滞在ができる。部屋の広さも約39~46㎡あり問題なし。スロープカーは大人でもテンションが上がる。
夕食(11点)館内で夕食を取れば数点アップは間違い無いところ。ホテル周辺に飲食店は少なく ホテル外で夕食を取る場合は車 または タクシー移動は必須。
朝食(20点)減点要素なし。地元の名店の味を楽しめる朝食ビュッフェ。店内が混雑することもなく 店舗の広さ・景色等も◎
サービス・その他(15点)泊食分離が徹底されていて 自由なスタイルで宿泊ができる。必要以上のサービスも無く 必要な部分はしっかりとサービスされている。
合計(79点)京都駅や主要観光地から離れていることをプラスと捉えるかマイナスと捉えるかで 評価は分かれそう。夕食を館内で取るのであれば ここに宿泊することが旅の目的になり得るだろう。
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