清水港が国際クルーズ拠点として国に指定を受けて、2017年の4月から11月の約半年の間だけでも、今日現在で決まっているだけで38隻のクルーズ船がやってきます。
35週で38隻ですからほぼ週に1隻の割合で巨大なクルーズ客船が清水港に来るわけです。
写真は「飛鳥2」という客船ですが、これで艦内に400室、約800名のお客様が乗船されています。
清水港にはわずか1日の滞在ですが、その間に清水をはじめとした県内各地に観光に出かける方がそれだけいらっしゃるということです。
千代田タクシーでも、クルーズ船が清水に来航する日はタクシーの予約をたくさん承っております。
主に巡るのは日本平・久能山東照宮・三保の松原といった静岡市内観光や、富士山五合目や富士宮市内の富士山周辺。お茶どころの静岡ということで牧之原の大茶園をご覧になる方もあれば、足をのばして河口湖や箱根を観光されるお客様もいらっしゃいます。
観光と言えば食事が楽しみ。
富士宮でやきそばを食べたり、清水でマグロを食べたり、いらっしゃる方々もネットで相当調べているらしくB級グルメに人気がありますが、最近ちょっと気をつけなければいけないことがあります。
それがイスラム関係の方々のお食事です。
ハラール食(ハラル食)って知ってますか?
イスラムの方は宗教上の理由で豚肉を食べません。
恐らくここまでは知ってる方もいるかもしれません。でも、実際はもっと厳密で豚に由来するものが混入している調味料や油を使用してもいけないのです。
他にもアルコールを使用した料理はNGです。こちらも、かなり厳しくて味噌や醤油も製造の過程でアルコールが精製されてしまうので、しっかりと除去できていないとアウトです。
その調味料の原材料にまで全てに気を付けなければいけないということです。
「和食の精進料理だから大丈夫だろう」と思って提供した天ぷらでも、揚げる油の成分に豚由来のものが含まれていたらアウト!です。
一番驚くのは調理環境まで気にしなければいけないということ。専用の鍋や食器類、中には専用の調理スペースを用意しているお店も中にはあります。
そういった部分まで安心して食べることができる食事を「ハラール食(ハラル食)」というんです。
ハラル認証を受けた食材で調理されていれば、安心して食べることができます。
静岡にそれだけ多くの海外の方がいらっしゃると、当然イスラムの方がいらっしゃるのに、今回調べてみると県内で対応している施設やお店が少ないことに驚きます。
そこで、静岡県に問い合わせをしてハラール食を提供しているお店を教えていただいたので、こちらのブログでご案内したいと思います。
ハラール食(ハラル食)が食べられるお店
下記のお店は豚肉及び豚に由来する成分の入っていない料理の提供が可能です。
中部地区
静岡市清水区入船町13-15 ドリームプラザ1階
☎054-354-3370
事前に予約した場合はムスリム対応の鶏肉料理を提供
静岡市清水区真砂町3027
☎054-366-7101
事前に希望があればムスリムフレンドリーの食事は対応可能
静岡市清水区蒲原3-3-10
☎054-388-2339
ハラール認証醤油・うどん・そばあり。ムスリム対応専用鍋等の調理器具あり。
食器は共用のため希望者は使い捨て容器を用意。
ハラル認証酢を使用した寿司、醤油や味噌もハラル認証品を使用。
2階スペースにいは礼拝スペース、帯や着物使用の手作りマットあり。
◆玉露の里
藤枝市岡部町新舟1214-3
☎054-668-0019
ハラールメニューあり(ただし厨房は専用ではありません)
静岡市清水区馬走1500-2
☎054-335-1131
◆三三九
島田市本通り6丁目6031
☎0547-36-9928
西部地区
◆可睡斎
静岡県袋井市久能2915-1
☎0538-42-2121
掛川市南西郷1517
☎0537-62-6363
バイキングレストラン及び売店商品に原料のピクトグラム表記
祈祷室完備 コンパス・礼拝用ガウン・マット等完備 キプラの表記あり。
注意!
情報が変わっている可能性もあるので、訪問前には必ず確認をしてください。
今後もお店や施設の情報があった場合は追加していきます。
静岡のおでかけ&グルメ情報はこちら