静岡からは新幹線で広島県を目指します
静岡から四国しまなみ海道を観光しながら、高知や徳島を巡るとなると初日は新幹線で広島県を目指していただきます。ご乗車いただくのは、静岡駅6時41分発のひかり533号広島行きです。
こちらの新幹線は静岡発で唯一の広島行きで、早朝発ということもあって、のぞみ並みの速さで広島県まで行くことができるんです。
9時30分福山駅到着
下車していただくのは広島県福山駅。こちらの到着時間が9時30分。静岡から3時間掛からず広島県に来ているんです。今回は、この福山駅に千代田タクシーのジャンボタクシーを配車いたしました。もちろん、前日にお荷物を受け取りにお邪魔して、ジャンボタクシーは前乗りをしているので、お客様は手ぶらで福山まで来ることができます。
今回は5月中旬頃でしたが、福山はバラの街として知られていて、福山の街全体がバラの香りに包まれていました。写真は改札前にあったハートのバラです。
9時45分 福山駅を出発
福山駅に到着したら、まずは北口を一歩出てみます。すると駅正面間近に福山城の雄姿を見ることができます。こちらを見ていただいた後は、南口地下の送迎レーンより旅のスタートです。
10時20分 早速しまなみ海道へ
福山駅からは国道2号線を西へ。40分も走るとしまなみ海道の入口があって、ここから瀬戸内海の島々に掛かる橋を渡りながら四国を目指します。本州を離れ向島、因島、生口島、大三島、伯方島を経由して瀬戸内海に浮かぶ島の1つ大島を観光してみます。
11時20分 よしうみバラ公園に到着
大島に入って、最初に訪れたのが、よしうみバラ公園です。福山市内もバラが素晴らしかったんですが、こちらも正に春バラの見頃を迎えていて満開の状況でした。
園内はこれだけのバラが咲き乱れている状況ですが、こちらのよしうみバラ公園は、なんと入場が無料!そして、駐車場も整備されていますが、駐車料金も必要ありません。
バラが見頃の時期であれば、行かない手はないでしょう。
〒794-2103 愛媛県今治市吉海町福田1290
☎0897-84-2970
9:00~16:00 【定休】年中無休
12時00分 亀老山展望台へ
よしうみバラ公園からすぐの場所にある亀老山です。その山頂には展望台が整備されていて、360度の絶景を堪能することができます。駐車場から展望台までは階段のみで、バリアフリーにはなっていませんが、その展望台は行く価値ありの絶景です。
こちらは新国立競技場で話題にもなった隈研吾さんの設計ということでも知られています。
見渡す限り遮るものの無い絶景
展望台からは島々をつなぐ橋や瀬戸内海の絶景を眺めることができます。写真は来島海峡越しに奥には四国本土の今治が見えています。天気が良ければ、四国で一番高い石鎚山もはっきりと見えます。
〒792-2114 愛媛県今治市吉海町南浦487-4
12時30分 道の駅よしうみいきいき館で自由昼食
しまなみ海道にはおしゃれなカフェが点在していて、本当はそんなお店でランチをしたかったんですが、行程の都合もあって、道の駅で自由昼食ということにしました。
道の駅には店内に食事処や海鮮BBQが楽しめるエリアもあって、食事に困ることはありません。ただ、せっかくの絶景なので、自分は名物の鯛めしを購入して、港に腰かけて食べることにしました。港越しにしまなみ海道の橋が見えるので、これはこれでおすすめのランチです。
〒794-2114 愛媛県今治市吉海町名4520-2
☎0897-84-3710
9:00~17:00 【定休日】元日
13時20分 来島海峡急流観潮船に乗船
道の駅から歩いてすぐの場所に来島海峡急流観潮船の乗船場があります。乗船券は道の駅で販売しているので、購入を済ませてから乗船場へ向かいましょう。
乗船すると、来島海峡に架かる橋をくぐったり、今治の造船場で建造中の船を見たりすることができます。もちろんガイド付きです。
来島海峡は日本三大急潮流の1つ
前半はゆったりとしたガイド遊覧でしたが、後半はいよいよスリル満点の来島海峡の潮流を楽しむことになります。写真は島に近づいたのですが、川の流れのように潮が流れています。
もちろん「うずしお」も
「うずしお」と聞くと鳴門海峡をイメージしますが、こちらの来島海峡も潮流が速いのでうずしおが頻繁に発生します。大きなうずしおを見たい場合は観潮表をあらかじめチェックしておくといいでしょう。
〒794-2114 愛媛県今治市吉海町名4500-2(道の駅よしうみいきいき館)
☎0897-84-3710
9:00~16:00 【定休】元日、12月~2月(5名以上の予約があれば運行)
17時20分 高知市内で1泊
しまなみ海道を経て今治市内に入ったあとは、松山自動車道・高知自動車道を経由して高知市内へと入ります。高知は市内に路面電車が走る情緒のある町並みで、今回は高知城近くにある旧土佐藩主の山内家にゆかりのある三翠園で1泊しました。こちらは街中にありながら天然温泉も楽しむことができるんです。
〒780-0862 高知県高知市鷹匠町1-3-35
☎088-822-0131
徒歩圏内には「ひろめ市場」も
こちらは、昼・夜にかかわらず地元民はもちろん、観光客が集って酒を酌み交わす場所として知られています。
市場内はフードコート形式になっていて、自分の席を確保したら、ひろめ市場内のお気に入り店舗でつまみやアルコールを購入して盛り上がります。
上の写真は平日の夜の様子ですが満席の状態です。自然と相席になって、相席になれば知らない相手とも、会話がはじまりさらに盛り上がっていきます。
高知まで来たら食べたい本場の「かつおのたたき」です。目の前で藁焼きしたものを、その場で食べることができる幸せ。藁で焼いたばかりなので、表面はまだかすかに温かさが残っています。
本場高知の「かつおのたたき」は下のリンクからお取り寄せできます。
〒780-0841 高知県帯屋町2丁目3番1号
☎088-822-5287
8:00~23:00(日曜は7:00~) 年中無休
8時45分 高知三翠園を出発
翌日は、8時45分に三翠園を出発して高知を代表する観光地「桂浜」を目指します。
9時20分 桂浜に到着
三翠園を出て太平洋を目指します。そして朝一番桂浜に到着です。
まずは坂本龍馬像を
これは有名すぎる高知の坂本龍馬像です。駐車場から階段を上った高台で海の向こうを眺めるように設置されています。やっぱ本物は凛々しさが違いますね。
10時10分 高知県立坂本龍馬記念館を見学
坂本龍馬像からすぐの場所にある、高知県立坂本龍馬記念館です。こちらでは、坂本龍馬のあゆみを資料を交えながら知ることができます。
〒781-0262 高知県浦戸城山830
☎088-841-0001
大人490円(企画展の開催時は700円 常設展のみの観覧は不可)
※高校生以下無料
9:00~17:00 年中無休
SEA HOUSE(シーハウス)で昼食
崖から海に突き出るようにした建物。これが2日目の昼食場所「SEA HOUSE(シーハウス)」です。館内は2階建てになっていて、1階がお座敷スタイル、2階がイス・テーブル席になっています。
気になる店内からの眺めは
どの席でも、写真のような雄大な太平洋を眺めながらお食事ができます。
いただいたのは、オムライスと土佐牛のカットステーキです。この他にも、和食・洋食様々なメニューがあるので、全ての年代の方が安心して訪問できるお店です。
ただ、人気店舗なので、開店後すぐに満席になってしまいます。平日は予約が可能なようなので、平日は要予約です。
〒781-5700 高知県安芸郡芸西村西分乙54-1
☎0887-32-2880
11:30~20:00 【定休】火曜日・12月31日・1月1日
12時50分 手結架道橋を見学
さぁ、次の目的地へ!と進もうとしたところ、写真のように道路が垂直に立ち上がって壁のようになってしまっています。これは…
ここは手結港。ということで、港になりか秘密がありそうです。
こちらの道路を横から見るとこんな感じで天に向かっていく発射台にも見えます。
そして13時00分になると…
道路が少しずつ動き出しました。
かなり水平に近づいてきました。
そして、何事も無かったかのように普通の橋になりました。
こちらは、手結港の船が往来するために設けられた架道橋で、1日に何回か開閉を繰り返してします。某自動車メーカーのCMにも採用されたので、CMで見たことがある方もいらっしゃると思います。
高知県香南市夜須町手結付近
14時50分 祖谷のかずら橋を散策
高知から徳島に向かう途中の国道に大歩危・小歩危という渓谷が美しい場所があります。そこから、山あいの祖谷という場所へと入ってきました。こちらは平家の落人が移り住んだと言われていて、人里離れた場所に集落があります。
そんな祖谷に架かる橋が「かずら橋」です。
これが祖谷渓に架かるかずら橋です。木製で45mと聞くと大したことなのない橋に思えますが…。
この隙間部分が多いこと!下の祖谷渓までの高さもあるので、橋の向こうは見えているものの、なかなか対岸にたどり着くことができません。このかずら橋は、逃れてきた平家の人々が、追手が迫った時に、橋を切り落としやすくするために、このような構造になったそうです。
また、こちらは気を付けないと、何かを落としてしまった場合、取りに行くことはできませんので、ご注意ください。
〒788-0102 徳島県三好市西祖谷山村善徳162-2
☎0120-404-344
7:00~17:00
大人550円 小人350円 年中無休
18:00 鳴門温泉 アオアヲナルトリゾートで1泊
ちょっと遅めの18時00分に鳴門温泉のアオアヲナルトリゾートに到着しました。
名物の阿波踊りショーを毎晩開催!
徳島県と言えば「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃそんそん」でおなじみの阿波踊りが見られる地域でもあります。祭りの開催が毎年8月お盆の時期で、それ以外でも徳島市街地にある阿波踊り会館で見ることもできますが、こちらのナルトリゾートでは毎晩阿波踊りショーが開催されています。
最初は見ているだけの阿波踊りでしたが、踊りの指導が始まりました。
最後には、ステージやお客さんが一体となって、みんなで阿波踊りを踊ります。
やっぱ「踊らにゃそんそん」ですね。せっかく旅に出たのなら思う存分楽しみましょう。
〒772-0053 徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字大毛16-45字
☎088-687-2580
最終日は9時20分に出発
ホテル建物の奥に見えているのは、鳴門海峡に架かる鳴門大橋です。
最終日は大塚国際美術館に行くことが目的です。美術館まではホテルから5分で行くことができるので、オープン10分前の9時20分に出発です。
9時30分 大塚国際美術館を見学
鳴門にある大塚国際美術館です。展示されているものは全てレプリカですが、世界中の名画が原寸大で精巧に再現されています。なので、写真のシスティーナホールは、ローマにあるシスティーナ礼拝堂と同じサイズで再現されています。
つまり、ここにくれば世界を旅しなくても、世界中の名画を鑑賞することができます。
例えば、パリのルーブル美術館に展示されているモナ・リザ。
こちらは、オランダのマウリッツハイス美術館に展示されている、真珠の耳飾りの少女
これは、パリのオルセー美術館に展示のミレーの代表作落穂拾い。
オスロ国立美術館展示、ムンクの叫びですね。
ロンドン、ナショナルギャラリー所蔵のゴッホひまわりです。
あっ!触っては…
そんなゴッホの名画ひまわりに触っては…いいんです。
これは陶板レプリカだから可能なこと。そして、この陶板レプリカは2000年の時を越えても全く色あせないとされています。
名画を屋外に展示?
パリのオランジェリー美術館に展示されているモネの睡蓮です。この睡蓮は作者のモネとしては、日光のもとで観賞してほしいと作画されたそうですが、そんなことをしたら紫外線で絵が傷んでしまいます。ですが、陶板レプリカなら…
モネの見せたかった本来の睡蓮を鑑賞することもできます。
そして、こちらがレオナルドダヴィンチの「最後の晩餐」です。上の絵はもちろん修復された後のものなんですが…
こちらでは、修復前のものが向かい合わせに展示されていて、修復前と修復後を見比べることもできるんです。こんなことができるのもレプリカだからこそ。
レプリカだからと侮らずに、まずは1回大塚美術館を訪問してみてください。
〒772-0053 徳島県鳴門市鳴門町鳴門公園内
☎088-687-3737
9:30~17:30
一般3,300円 大学生2,200円 小中高生550円 【定休】月曜日(8月は無休)
11時50分 カリフォルニアテーブルでランチ
大塚国際美術館から車で10分くらいの場所にあるカリフォルニアテーブルでランチです。こちらは高台にお店があるんです。
店内に入って、テラス席へ案内してもらえれば、鳴門海峡を眺めながらのランチを楽しむことができます。
ランチは3,300円のコースからで、地産地消をモットーにコース料理を楽しませてくれます。
メインは徳島県産の「阿波尾鶏」を使用したグリルです。
デザートまでしっかりと手抜きの無い内容で、絶景を眺めながら、この内容のランチであれば3,300円でもコスパは高いかと思います。
サービスに関しても、こちらのお店はホテルリッジの敷地内にあるレストランなので、サービスレベルも相当高いんです。ランチは予約必至のお店です。
〒771-0367 徳島県鳴門市瀬戸町大島田字中山1-1
☎088-688-0212
11:00~21:00
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14時20分 淡路SAにてお土産購入のショッピング
淡路SAにはハイウェイオアシスが併設されていて、徳島県や淡路島の地場産品はもちろん、四国一円のお土産も置いているので、ショッピングにはおすすめです。
21時00分 静岡市内に到着
途中、パーキングエリアで休憩や夕食の時間を取って、静岡市内に21時00分頃戻ってきました。今回はしまなみ海道と高知・徳島を2泊3日で巡ったので、ちょっと急ぎ足でしたが、もう1泊追加して3泊4日であれば、ゆったりと見て回ることも可能です。
■ジャンボタクシーの運賃■
(回送日)87,780円 (1日目)61,590円 (2日目)63,770円 (3日目)89,960円
上記運賃のほかに、宿泊費用・昼食費用・観光費用等が必要です。詳しくは千代田タクシー観光事業部(054-297-5234)までお問い合わせください。
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