食がテーマの飛騨高山ゆったり1泊2日
12月初旬に岐阜県の飛騨高山へ1泊2日で出かけてきました。今回は 観光はそこそこに グルメという部分にスポットを当てて進めた2日間でした。それでは そんなモデルコースを紹介していきます。
1日目の昼食は馬籠宿で
1日目の昼食は 木曽の馬籠宿へとやってきました。11月中旬から下旬にかけては 紅葉を目当てに混雑をしていたようですが 12月1週目となると 人通りも少なくなってきているようです。写真は12月1週目の平日金曜日13時頃の様子です。
日本料理 萩乃屋でランチ
中津川から馬籠宿へ上がってくると お土産屋の馬籠館周辺の駐車場が便利です。この時期ともなると 駐車場も混雑しておらず 駐車料金も無料となっていました。この馬籠館駐車場の すぐ裏にあるお店が写真の萩乃屋です。
〒508-0502 岐阜県中津川市馬籠4572 MAP
☎0573-69-2738
11:00~14:00 17:00~20:00(夜は要予約) 不定休
いただいたのは 萩乃家ランチ2,640円(2023.12現在)です。平日限定のメニューで 会席風に1品ずつ提供されます。最初に前菜が出され 2品目は写真の焼物となります。
料理については スタッフの方にお伺いすると 調理の仕方まで含めて丁寧に説明をしてくれます。簡単そうに 教えてくれますが とても同じ味が出せるとは思えません。それほど1品1品のクオリティは高いものです。
こちらが 〆に出てくる なめこ雑炊。雑炊と言っても サラッとしているのではなく ネットリ系なのですが このダシといい 何とも言えない絶妙なバランスです。添えられた野沢菜をパラっと投入すると また違った味わいになって 味変も楽しめます。
こちらが 雑炊と一緒に提供された 揚げだし豆腐です。みぞれ餡が掛かっていますが 飲み干したいくらいに いい味です。馬籠宿の入口で 駐車場もあり 最高の立地と 最高の料理 そして 心地のいいサービスを受けることができる穴場店です。
中津川と言えば…
中津川と言えば 有名なお菓子が栗きんとんです。正月料理に出てくる栗金団(くりきんとん)とは 全く別物の栗菓子で 中津川が発祥とされています。材料は 基本的に栗と砂糖のみとされていて 栗本来の味を感じることができます。
馬籠宿から国道19号線に下ってきて 中央高速の中津川インター方面へ向かうと左手に すや西木店が出てきます。すや は 創業が元禄年間とされ 中津川栗きんとんの元祖とされています。
〒508-0001 岐阜県中津川市中津川1296-1 MAP
☎0573-65-1718
9:00~19:00 【定休】木曜
名物の栗きんとんは 栗の収穫が始まる9月頃から販売を始め 12月頃まで販売しています。この季節に中津川を訪れたのであれば ぜひとも購入したい逸品です。
この すや西木店には 甘味処 榧(かや)が併設されていて9月~12月までは 栗にちなんだ甘味をいただくことができます。こちらも せっかく立ち寄ったのであれば 味わっていきたいものです。
川上屋 手賀野店
すや西木店から 中津川インター方面に車を5分ほど走らせると 右手側に川上屋手賀野店が出てきます。こちらも すや と並んで中津川の老舗とされるお店です。実は この時期だけ販売される 干し柿の中に栗きんとんが入った商品を探していたのですが すや に無く 栗菓子のお店をはしごすることになりました。
〒508-0015 岐阜県中津川市手賀野西沼277-1 MAP
☎0573-65-6410
8:00~20:00 年中無休
こちらの店舗も 茶寮 栗乃舎を併設していて 栗おこわの軽食や 1年を通して栗の甘味をいただくことができます。
飛騨高山で1泊
今回宿泊したのは 高山の駅前からやや離れ 落ち着いた雰囲気の場所にある飛騨亭花扇です。
〒506-0003 岐阜県高山市本母町411-1 MAP
☎0577-36-2000
館内は畳敷きになっていて 落ち着いた和の空間が広がっています。お部屋もほとんどが露天風呂付となっているので 大浴場も混雑することは無く それぞれのタイミングで湯浴みを楽しむことができます。
2日目は 飛騨牛のショッピングから
高山に来たら お土産として 飛騨牛を購入したいものです。そこで 朝一番で 飛騨牛の名店 丸明に立ち寄り 飛騨牛のショッピングです。
〒506-0025 岐阜県高山市天満町6-8 MAP
☎0577-35-2941
9:00~19:00 元日を除き年中無休
高山の町並みを散策
飛騨牛ショッピングの後は 飛騨高山の町並みを散策します。4月~11月は朝7時から 12月~3月は朝8時から 宮川沿いや 高山陣屋の2ヵ所で毎日開かれいてる朝市や 上三之町の古い町並みなど 高山市内中心部は散策する場所が数多くあって また食べ歩きグルメも豊富。時間がどれだけあっても足りません。
飛騨高山の食べ歩きグルメについては飛騨高山の古い町並みで食べたい「食べ歩きグルメ」飛騨牛の穴場店にて詳しく ご案内しています。
郡上市高鷲でジビエのランチ
高山市内を11時頃に出発して 郡上市の高鷲までやってきました。2日目はこちらでジビエのランチです。
〒501-5303 岐阜県郡上市高鷲町大鷲738-6 MAP
☎070-1673-5447
11:30~14:00 18:00~21:30 【定休】月曜・第2&第4日曜
今回注文したのは 郡上産鹿肉の炭火焼ランチ1,800円(2023.12現在)です。最初に写真の前菜が運ばれてきました。寡黙なシェフが料理を担当されているようですが 料理の内容は かなりクオリティの高いものだと感じました。
こちらが メインプレートで サラダ・雑穀米に 郡上産の鹿肉が添えられています。このお肉なんですが 臭みが全くなく そして とても柔らかい!ジビエと聞くと 肉の臭みがどうしても気になってしまいますが こちらの お店では その心配は無さそうです。
デザートは列車にご用意
食事を終えて やってきたのは郡上八幡駅です。実は 美味しいランチだったんですがデザートが無かったんですよね。
観光列車ながらに乗車
というわけで 郡上八幡駅からは 観光列車ながらに乗車して 美濃太田駅を目指すのですが このながら2号は スイーツ列車と呼ばれていまして5,800円(2023.12現在)で スイーツ付となるんです。そのスイーツの監修は 郡上八幡の名店リストランテ雀の庵です。
観光列車ながらについては清流長良川を感じる長良川鉄道の「観光列車ながら」乗車体験レポート!にて詳しく ご案内しています。
美濃太田駅に無事到着
14時13分に郡上八幡駅を出発した観光列車ながらは 15時50分に無事 美濃太田駅へと到着いたしました。車両のデザインは 列車デザインの第一人者として知られる水戸岡鋭治さん。至福の1時間30分は あっという間の出来事でした。
というわけで 観光というよりは グルメに振り切った2日間の観光コースはいかがだったでしょうか?魅力的な 飛騨高山へ ぜひ おでかけしてみてください。
飛騨高山を観光するモデルコースは他にも…