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桜花爛漫 ~The Way I Walk~

千代田タクシー観光事業部ブログ

静岡の茶処 牧之原台地にある「ふじのくに茶の都ミュージアム」でお茶の全てを知る

旧島田市お茶の郷ミュージアムがリニューアル!

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島田市の牧之原台地にあった島田市お茶の郷博物館が平成28年にリニューアルのために閉館してから約2年。平成30年3月24日に「ふじのくに茶の都ミュージアム」として完全リニューアルオープンをしました。

ふじのくに茶の都ミュージアム

〒428-0034 静岡県島田市金谷富士見町3053-2 MAP

☎0547-46-5588

大人300円 大学生以下及び70歳以上は無料

9:00~17:00

【定休】火曜日(火曜日が祝日の場合は翌平日)

1階のミュージアムショップは入館料不要です

ふじのくに茶の都ミュージアムは入館すればもちろんですが 入館をしなくても静岡のお茶を十分に満喫できる施設です。写真は1階にあるミュージアムショップで お茶にちなんだお土産や 抹茶ジェラートで有名な「ななや」の抹茶ジェラートを楽しむことができます。

こちら 日本酒のボトルのようにも見えますが これはお茶です。1本5,000円前後とかなり高めの設定ですが こだわりの茶葉を丁寧に抽出したお茶なので 特別なシーンで飲んでみたい1本です。

こちらも瓶詰のお茶ですが 産地ごとになっています。

カフェコーナーでは その日の3本で飲み比べもできます。それぞれグラスに注いでいただいて飲み比べ。産地や茶葉によって これほどお茶の味が変わるのか…と驚かされます。

カフェコーナーでは「ななや」の抹茶ジェラートを使用したスイーツを楽しむことができます。写真はただのモンブランのように見えますが…

中には ななやの抹茶ジェラートが入っています。表面のクリームは 最近の和栗系ではなく昔ながらの「モンブラン」といった甘目のものですが 中の抹茶ジェラートが爽やかなので 一緒に食べると相性抜群です。

2階にはお茶にちなんだレストランも

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2階にはお茶にちなんだ料理を提供してくれる「丸尾原」というカフェレストランもオープンしました。

 丸尾原のメニュー情報はこちら

いよいよ茶の都ミュージアムに入りましょう

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有料エリアに入ると まずは階段を上がって3階に…。まずは写真の富士山展望ホールへと進みます。春先~秋まではなかなか富士山を見ることができませんが 冬の空気が澄んだ時期であれば 大井川超しに奥に雪をかぶった富士山を眺めることができるでしょう。

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この富士山展望ホールから下を見下ろすと 1619年に退位した後水尾天皇の院御所である仙洞御所の東庭として幕府が小堀遠州に作庭させた日本庭園を眺めることができます。

この先 常設展示館となりますが ここからは一部エリアを除いて写真撮影は禁止されているのでご注意ください。

常設展示エリア

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常設展示エリアに入ってまずは この茶樹王に驚きます。常設展示エリアは2階が入口となっていますが 1階からの吹き抜けを利用して 館内の中央にシンボルツリーのような存在感があります。

この茶樹王は 実際に中国にあるお茶の起源とされる樹齢1,000年とされるもののレプリカですが 細部までしっかりと再現されているので 近くで見てもまるで本物といった感じで いきなり圧倒されます。

この3階エリアは世界のお茶シーンを見ることができる場所で トルコ・中国・チベットそれぞれのお茶を飲む空間が再現されています。

トルコ

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部屋の入口にはモデルとなった家の外観写真があって 館内にいてもまるで海外のお宅を訪問しているような感覚になります。

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やはり トルコといえば お茶はお茶でも紅茶という感じですね。

中国

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トルコの次は中国です。雰囲気がガラッと変わります。

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テーブルには中国茶葉博物館から寄贈された茶葉の多くが展示されています。

チベット

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お次はチベットのお部屋です。こちらは 少しのどかな雰囲気のするお部屋ですね。一言にお茶と言っても茶葉だけでなく飲む空間によってもお茶の感じ方が変わるんだなぁ…ということが実感できるエリアです。

お茶の試飲もある

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3階には世界のお茶を楽しめるブースがあって その時その時に用意されたお茶をいただくことができます。

この日に用意されていたのはインドのチャイ。紅茶の風味ですが 砂糖が入ってるので甘いお茶です。インドの方はこんなお茶を好むのだとか。

この先階段を降りて行くと 今度は2階の常設エリアへと降りていき そこは日本 そして静岡のお茶をクローズアップしたエリアです。

収穫した茶葉が煎茶として 商品になるまでの工程の機械がどのように動くのかの動画とともに展示されています。また 静岡県内各地の茶葉が展示されていて 実際に茶葉の香りを嗅ぐことができます。

産地やこだわりによっても 茶葉の仕上がりが違うことに驚きます。2階から1階に降りると日本庭園と茶室があります。

茶室「縦目楼(しょうもくろう)」

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日本庭園はショップ・レストラン同様に入館料不要で散策することができます。が 茶室に関しては入館料が必要で ミュージアム見学後は入館券があれば 茶室を見ることができます。

この茶室「縦目楼」は小堀遠州が手掛けた京都岩清水八幡宮の滝本坊と伏見奉行屋敷の一部を絵図面を基に復元したものだそうです。

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書院の空気感は正に日本文化の原点のような凛とした空気感を感じることができます。

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書院の先に進むと見える茅葺の建物が茶屋だそうです。こちらから見る庭園もまた素晴らしいです。

さまざまな体験メニューもあり

この ふじのくに茶の都ミュージアムでは多くの体験プログラム(有料)が用意されています。館内では抹茶づくりや お茶の飲み比べ 茶室では抹茶体験。お茶のシーズンともなれば茶摘みの体験もできるようになるとのこと。

ミュージアムの場所は静岡空港に近く 空港もターミナルを増築してさらに賑わうエリアとなりそうです。

この茶の都ミュージアムは牧之原台地の「グリンピア牧之原」を運営する喜作園が運営をしています。時間に余裕があればグリンピア牧之もおすすめです。

グリンピア牧之原に関しては「グリンピア牧之原でお茶づくしのランチ 食後には茶畑テラス「THE HOUSE」にて「ななや」の抹茶ジェラート」で詳しくご案内しています。

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