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あちこちを旅をして そんな旅の様子を綴っています

お茶に焦点を当てた特別な京都旅行:1泊2日での体験

静岡茶のルーツを辿る京都の1泊2日

聖一国師 生誕の地 石碑

写真は 静岡市の山間部 葵区栃沢にある聖一国師誕生地の石碑です。この地で生まれた聖一国師は 宋の国を目指し海を渡り 多くのものを日本にもたらしました。その時に お茶の種を持ち帰り 育てたものが 静岡茶の始まりだとされています。そんな静岡茶のルーツを追い求める1泊2日の京都旅行です。

名神高速大津SAにて休憩

大津サービスエリア 下り

まずは 滋賀県の琵琶湖畔にある 名神高速道路 大津サービスエリアで休憩です。

名神高速道路 大津サービスエリア(下り)

〒520-0052 滋賀県大津市朝日が丘2丁目8-1 MAP

☎077-510-7350

大津サービスエリア 下り

2022年3月12日にリニューアルオープンした施設で 1階の大津楽市では 近畿圏内のお土産を取りそろえています。2階はフードコートになっていて 大阪王将や 近江牛を使用した各種メニューを楽しむことができます。

展望エリアからの絶景が楽しめる

大津サービスエリア 下り

3階は 展望デッキになっていて 琵琶湖や比叡山を眺めることができます。

京都国立博物館で東福寺展を見学

京都国立博物館

京都へ入って 一番最初に向かった場所は 京都国立博物館です。写真は明治時代の 旧帝国京都博物館本館の建物です。明治28年に竣工した建物で バロック様式でありながら 日本的な要素も取り入れられ 周囲の景観と調和した造りとなっています。

現在は 七条通りに面した南門より 入退場をしていますが この建物を正面に見る 西門が本来の正門とされています。

京都国立博物館

〒605-0931 京都府京都市東山区茶屋町527 MAP

☎075-525-2473(テレホンサービス)

9:00~17:00 【定休】月曜

一般700円 大学生350円

※特別展開催時期は 料金が変わります。

2023年10月7日~2023年12月7日は東福寺展を開催中

京都国立博物館

こちらの京都国立博物館に立ち寄った一番の理由は 東福寺展が開催されていたことです。東福寺は京都五山の1つであり 静岡茶のルーツでもある聖一国師が1243年に初代住職を務めたお寺でもあります。その名前の由来は 奈良最大の寺院だった東大寺と 当時盛大を極めた興福寺にならって一文字ずつ取ったと言われています。その東福寺には 国宝をはじめ 多くの重要文化財があるのですが それらが一堂に展示される貴重な特別展となっています。

京都国立博物館 平成知新館

というわけで 2014年9月に開館した平成知新館の中へ…。

館内は ほとんどが写真撮影禁止だったのですが 唯一許されたうちの1つがこちら。東福寺の塔頭 南明院のご本尊。釈迦如来坐像です。

東福寺 釈迦如来坐像

もう1点写真撮影が許されたのがこちら。こちらは 明治14年に焼失してしまった本尊釈迦如来坐像の左手です。見えているのは 左手の甲の部分です。その高さが217.5cmと言われています。そこから推測すると身長はおよそ15m程と推測されますが 坐像なので 台座含め10mを超えていたのではないかと言われる大きな仏像が東福寺にあったのでしょう。

老舗 前田珈琲の人気メニュー

前田珈琲 ナポリタン

この 京都国立博物館には ミュージアムカフェがあり 京都の老舗珈琲店 前田珈琲が運営しています。その前田珈琲と言えば 一番人気のメニューがナポリタンです。少し時間が余ったので こちらで その人気メニューをいただきました。

京都 東福寺でお客様は1泊

東福寺 大慧殿

この日は 京都国立博物館を ゆっくりと2時間見学し東福寺へ。

写真は 東福寺の大慧殿です。本来は こちらの大慧殿も一般立ち入り禁止エリアではありますが 今回のお客様は こちらで1泊です。

ちなみに 私は 京都駅近くのビジネスホテルで1泊していました。その宿泊の様子は京都駅近くのR&Bホテル京都駅八条口の魅力とデメリットを解説(禁煙シングルルーム 49点)にて詳しく ご案内しています。

東福寺で迎える朝

東福寺 三門

写真は 国宝に指定されている東福寺の三門です。お客様は 朝の法要に参加をして 出発時間の10時半までは 自由に境内を散策されていました。

東福寺 通天橋

東福寺と言えば 秋は通天橋からの紅葉が人気となっています。写真の奥に見えるのが通天橋です。この写真は その下流にある東福寺三名橋の1つ臥雲橋(がうんきょう)から撮影したものです。2023年は 夏の猛暑が秋になっても なかなか収まらず 赤の色が綺麗に出る前に枯れてしまいそうです。

2日目は幕末の舞台 伏見へ

伏見

2日目は 10時半に東福寺を出発して伏見へ。東福寺から伏見までは30分ほどです。

伏見と言えば 月桂冠や黄桜などの日本酒メーカーがある酒どころとしても名高い場所ですが 幕末は 何かと騒がしかった場所でもあります。

その中でも有名なのは写真の寺田屋で起こった寺田屋騒動そして 寺田屋事件でしょう。寺田屋騒動は 薩摩藩の島津久光が倒幕を企てる過激派の藩士を弾圧した事件。そして 寺田屋事件は 薩長同盟が決まった直後 坂本龍馬が伏見奉行所に襲撃を受けた事件。

寺田

まぁ…有名な方は 寺田屋事件で 坂本龍馬が襲われた方でしょう。現場には 坂本龍馬遭難の石碑が立っています。今も残るエピソードとしては 伏見奉行所の襲撃をいち早く察知した おりょうさんが それを坂本龍馬に告げ 激しい戦闘の末に 坂本龍馬は脱出をし 九死に一生を得た…という点ですね。

昼食は 月桂冠の蔵を改装したお店で

月の蔵人

お昼は 月桂冠の酒蔵を改装したレストラン 月の蔵人でいただきます。

京の台所 月の蔵人

〒612-8047 京都府京都市伏見区上油掛町185-1 MAP

☎075-623-4630

11:00~15:00 17:00~22:00 【定休】元旦・大晦日

月の蔵人

自家製の手作りざる豆腐が人気で そちらは生醤油でいただきます。それ以外は 旬のものを使用した 今日のおばんざいを いただくことができる お店です。

午後は京都の茶どころ 宇治へ

宇治 朝霧橋

午後は 京都の茶どころ宇治へやってきました。京都は 静岡・鹿児島・宮崎・三重と並んで日本のお茶の5大産地の1つとなっています。中でも有名なのは宇治ですね。

宇治と言えば 10円玉の裏に描かれた鳳凰堂でお馴染みの平等院が有名ですが 今回はお茶と歴史を感じる旅なので あえてスルーして宇治川を朝霧橋で渡っていきます。

旧京都府茶業会館での抹茶体験

京都府茶業会館

宇治茶道場 匠の館へやってきました。今回は こちらで抹茶体験をすることに…。こちらには日本茶インストラクターの方がいて 丁寧に指導をしてくれます。

宇治茶道場 匠の館

〒611-0021 京都府宇治市宇治又振17-1 MAP

☎0774-23-0888

11:00~17:00 【定休】水曜

抹茶体験

まずは 器に入った抹茶と水を茶せんで優しく合わせていきます。

抹茶体験

そこにお湯を注ぎ 今度は茶せんを激しく動かして表面を泡立てていきます。そこに 濃い抹茶を差し込んでいくと…。

抹茶体験

抹茶アートのできあがりです。アートを完成させた後は 美味しくいただき体験は終了です。このような感じで お茶に焦点を当てた 1泊2日の京都旅行が終了。ありきたりの京都ではなく たまには テーマやストーリーに沿った観光をすると 同じ町でも違った一面が見えて面白くなると思います。

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