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大正ロマン薫る 山形の銀山温泉 能登屋旅館 宿泊記(シングル2食付き 82点)

大正ロマンの情緒を感じる銀山温泉へ

山形県の人気温泉地と言えば 銀山温泉です。温泉街のどこを撮影しても「映える」と 宿泊客だけでなく 日帰りで訪れる観光客も多くなっています。

今回は そんな銀山温泉の中でも 特に予約が取りにくい宿とされる能登屋旅館に宿泊をしてきましたので 滞在の様子を ご紹介していきます。

銀山温泉 能登屋旅館

〒999-4333 山形県尾花沢市大字銀山新畑446 MAP

☎0237-28-2327

その予約方法とは…

先述した通り 銀山温泉 能登屋旅館は予約が取りにくい宿となっています。各予約サイトに空室が出ているのを見つけたらラッキーです。すぐに予約をして その日に旅行ができるように 休みを調整しましょう。ただ これは偶然です。

能登屋旅館の予約について 以前は電話予約が基本で宿泊日の6か月前の1日が予約開始日というシステムでしたが今は公式HPに予約サイトがオープンしているので こちらから予約することになります。

銀山温泉 能登屋旅館へのアクセス

銀山温泉 能登屋旅館までのアクセスですが 公共交通の場合山形新幹線の大石田駅から 事前に お願いしていると送迎バスがあります。自家用車の場合 銀山温泉の温泉街は 一般車両の進入は禁止されています。そのため 温泉街手前の駐車場に車を駐車する必要があります。ここからは能登屋旅館までは 歩いていくことになります(約250m 徒歩約3分)。宿泊荷物については 写真の第1駐車場に旅館の軽ワゴンが待機していて 旅館まで運んでくれるので 荷物を旅館スタッフに預けたら手ぶらで歩いていきます。

帰る際も同様で フロントで荷物を預け 手ぶらで駐車場へ向かうと 宿の軽ワゴンで 荷物を運んでくれます。

能登屋旅館にチェックイン

駐車場から約250m温泉街を歩くと 写真の能登屋旅館に到着です。銀山温泉へ行く場合は 温泉街の散策を楽しみたいので 早めのチェックイン または 遅めのチェックアウトを おすすめします。

では 早速 能登屋旅館に入っていきましょう。

能登屋旅館 本館3階「河鹿」に宿泊

今回 宿泊したのは 本館3階の「河鹿」という お部屋です。その向かい側には「おおるり」という お部屋もあるのですが この2部屋については 通常は 一般宿泊ができないシングルルームとなっています。写真の左手にエレベーターが映っていますが 重要文化財で大正ロマンが薫る宿ですが 設備等は新しく 館内にエレベーターが完備されているので 足腰に不安があっても安心です。

こちらが シングルルーム「河鹿」の室内です。簡素な室内です。奥にアコーディオンカーテンがあって 窓があるのですが 眺望は全くありません。

こちらが 部屋の奥から入口側を映したものです。洗面スペースはあるものの 写真左に 冷蔵庫とポットが見えますが それ以外は何もありません。ネット環境に関しては Wi-Fiは完備していました。

1つ前の写真で 左奥の白い扉の向こうにはトイレがあります。エレベーター同様に 外観は古く登録有形文化財の宿でありながら設備はしっかりとしていて 洗浄機能付きのトイレも完備していました。

銀山温泉をぶらり散歩

お部屋に荷物を置いて一休みしたら 早速 銀山温泉を散策してみましょう。銀山温泉の由来となった銀の鉱山までは距離がありますが 銀山温泉の温泉街付近の散策であれば そんなに広いエリアではありません。

銀山温泉の温泉街は 中央を流れる銀山川を挟んで両側に旅館等が立ち並んで温泉街を形成しています。その銀山川には いくつかの橋が架かっていて 足湯が用意されている橋もあります。

また 川沿いにも 写真のような足湯や 食べ歩きグルメを食べるようなテーブル等も用意されています。

銀山温泉の食べ歩きグルメ

銀山温泉の食べ歩きグルメを ご紹介しましょう。まずは 写真の野川とうふやです。

こちらでの人気メニューは 立ち食い豆腐です。できたての豆腐を 特製のたれでいただきます。店舗前に屋根付きの飲食スペースがあるので そちらで食べるといいでしょう。

限定の立ち食い揚げ豆腐

写真は限定販売の立ち食い揚げ豆腐です。ちょうど揚げたてとのことでいただきました。まだ熱々の状態で 外はカリッとしていて 中の豆腐はフワフワ。甘めのたれがよく合って ビールでもあれば一杯やりたいところです。

また 野川とうふやから銀山川を挟んで向かい側の銀山温泉・明友庵では 銀山温泉で人気のはいからさんのカリーパンも販売しています。

はいからさんのカリーパンや銀山温泉をはじめとした山形の各種お土産は下のリンクより お取り寄せが可能です。

山形うまいもの屋めいゆう庵

銀山温泉の名瀑も徒歩圏内

銀山温泉の温泉街を抜けて2~3分歩くと 白銀の滝があります。正面に観瀑台があって 迫力のある滝の様子を見ることができます。

湯けむり食堂しろがねで休憩

白銀の滝から100mほど戻った場所です。こちらに湯けむり食堂しろがね があります。この場所は 以前は はいからさんのカリーパンを販売していた場所です。こちらで休憩をします。

注文したのは 山形地ビールの おつまみセットです。

山形ビールには ピルスナーと黒ビールのミュンヒナーの2種類があったのでミュンヒナーにしてみました。

山形ビールの飲み比べセットは下のリンクより お取り寄せが可能です。

クラフトビール 山形ビール ミュンヒナー&ピルスナー 330ml×各3本(化粧箱入) プレゼント ギフト お歳暮 お中元 贈答品 飲み比べ

灯りが灯ると銀山温泉の雰囲気が最高に!

そうこうしているうちに周辺が暗くなってきて 周囲の建物に灯りが灯り始めます。そうなると銀山温泉の情緒は最高となります。写真は 能登屋旅館の向かい側にある銀山温泉 古勢起屋別館です。

能登屋旅館もライトアップされてきました。多くの観光客が この能登屋旅館の様子を写真で撮影しようとしています。正に 千と千尋の神隠しの世界観といった感じです。

大浴場でゆっくりと寛ぎ夕食へ

銀山温泉を一通り歩いた後は 銀山のお湯で一息。大浴場は お食事処と同じ4階にあります。男女別の大浴場で それぞれ露天風呂も併設されています。広くはない浴槽ですが 宿泊客も それほど多くは無いので 混雑することは少ないようです。

壁の表示を見ると 加水・加温・循環ろ過をしていない源泉かけ流しとのこと。温泉街では 若干の硫黄臭がしていましたが その上質な銀山の湯に身を委ねます。足湯でも感じましたが 源泉の温度はやや高めのようです。

温泉で汗を流した後は お楽しみの夕食です。写真の通り 派手さは無いものの 食用菊の菊花和え・生のきくらげ・鯉の甘露煮等 地元の食材で 地元の味を楽しませてくれます。

こちらは 山形名物の芋煮です。

尾花沢牛の しゃぶしゃぶも出てきました。鮮やかなピンク色です。

ダシにくぐらせると サーっと色が変わります。それを口に入れると脂の甘さを感じているうちに 口の中で溶けて無くなってしまいました。

朝食もボリューム満点!

翌朝の朝食も 地のもので楽しませてくれます。銀山温泉と言えば NHK朝のドラマ おしん の舞台で一気に知名度が上昇しましたが その おしん でも食べられていたご飯が 写真の大根めしです。お米は 山形のつや姫を使用しているとのことなので 当時は こんな美味しい味では無かったとは思いますが…。朝から ご飯を おかわりして 食べ過ぎてしまいそうです。

銀山温泉 能登屋旅館の評価(各項目20点満点)

温泉・風呂(16点)源泉はやや熱めなので 長湯はできないが それでも源泉かけ流しは嬉しい。露天風呂から眺望は無いが 外気を感じて入る湯もまた良い。

部屋・施設(19点)国の登録有形文化財の宿に宿泊しつつ エレベーターや洗浄機能付きトイレなど 現代とを上手に融合させていて 快適に宿泊ができる。

夕食(16点)旅の楽しみでもある 旅先で 旅先の旬をいただくことができる。この当たり前ができない宿の多いこと…。背伸びをしないありのままの夕食に好感。

朝食(16点)夕食と同様に 銀山温泉で 銀山温泉の味を楽しむことができた。おかずの種類も多く ご飯が足りない。ボリューム感もあって◎。

サービス・その他(15点)押し付けるようなサービスではなく お客様本位のサービスに徹している。時節柄か カメムシが館内や部屋に現れて苦労した。不可抗力ではあるが…。

合計(82点)さすが 予約の取りにくい宿だけあって高評価。本館の部屋に宿泊して雪景色の中 散策を楽しめたのであれば さらに加点要素となるだろう。

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