三菱商事株式会社(8058)の隠れ優待
最近はウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイが株を購入していることがわかった 五大商社(住友商事・三井物産・丸紅・伊藤忠商事・三菱商事)の一角を占める三菱商事です。公式HPにおいても 株主優待サイトにおいても「株主優待はなし」とされていますが 実は隠れ優待が存在しています。また それは 単元未満の株主を含めた全株主が対象となっています。
株主優待は静嘉堂文庫美術館の招待券
三菱商事株式会社の隠れ優待は 権利を獲得すると送付されてくる 株式関係書類に同封されている写真の招待券です。これは 東京丸の内にある静嘉堂文庫美術館の入館券で 1枚に2人分の無料ご招待券が付いています。ちなみに 静嘉堂文庫美術館は入館料が大人1人1,500円なので これ1枚で3,000円分の価値があります。
株主優待券を使用して 美術品鑑賞に丸の内へ!
静嘉堂文庫美術館の場所は 皇居二重橋から 真っすぐ東に進んだ日比谷通り 馬場先門信号角 明治安田生命保険相互会社の1階にあります。ちなみに その すぐ裏には 三菱商事株式会社の本社ビルがあります。
〒100-0005 東京都千代田区丸の内2丁目1-1 明治生命館1階 MAP
☎050-5541-8600(ハローダイヤル)
10:00~17:00 【定休】月曜 展示替期間
一般1,500円 高校生以上1,000円 中学生以下無料
JR東京駅の丸の内南口より徒歩5分。東京メトロでは 千代田線二重橋駅で3番出口を出ると美術館にアクセスしやすいです。
1934年(昭和9年)に竣工した明治安田生命館は 終戦から昭和31年までは アメリカ極東空軍として接収されていましたが返還され 昭和期の建物としては初めて国の重要文化財に指定され見ごたえがありますが その中に入っていきましょう。
入館手続きを済ませて 建物の中に入ってきましたが とても情緒があります。
静嘉堂文庫美術館は 2022年に東京 世田谷から この地に移転してきました。三菱2代目社長 岩崎彌之助 そして4代目社長岩崎小彌太の父子2代に渡るコレクションを展示しています。国宝7件 重要文化財84件を収蔵していて日本の私立美術館ではトップクラスの質と量を誇っています。
今回は歌舞伎の世界がテーマとなり 様々なものが展示されていました。
大河ドラマにちなんだ蔦重関係の展示もありました。この静嘉堂文庫ミュージアムの凄い点は 写真撮影が自由だということ。展示されている貴重な展示作品は フラッシュや動画撮影等 一部禁止されている行為もありますが 原則として 館内 写真撮影が自由です。普通は どこの美術館や博物館も展示品の撮影はNGな所が多いですが その辺は寛大です。
この静嘉堂文庫美術館の代表的な作品と言えば 国宝の曜変天目茶碗でしょう。今回は歌舞伎がテーマということで展示されていませんでしたが ミュージアムショップに ぬいぐるみが販売されていました。そもそも茶碗のぬいぐるみという部分に違和感を感じますが…。そして お値段5,800円(税込)。みなさん写真撮影はされていますが なかなか購入されている方はいないようです。
三菱商事株式会社の株価は?
三菱商事株式会社(8058)の株価は2025年3月10日現在2,580円。ここ1年という短期的な目線で見てみると ひたすら下がり続けているように見えますが 長期的な視点でチャートを見てみると 高値圏にいることがわかり 現在は調整局面のようにも見えます。一方で それでも配当利回りは3.5%を越えており 高配当銘柄と言えるでしょう。
取得金額2,410円(1株) 含み益170円
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