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清流長良川を感じる長良川鉄道の「観光列車ながら」乗車体験レポート!

2016年4月運行開始の「観光列車ながら」

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 今や鉄道車両デザインの第一人者と言っても過言ではない 水戸岡鋭治さんがデザインしたという、長良川鉄道の観光列車「ながら」です。2016年の4月に運行を開始しました。周囲の景色に映えるようにワインレッドの車体カラーとなっています。

金曜・土曜・日曜を主に年間で約150日程度運行しています。完全予約制の列車なので 当日飛び込みでの乗車はできません。

「ながら1号」は2両編成で美濃太田駅を10時45分発 ランチプランの場合 郡上八幡駅に12時16分に到着 こちらで食堂車の「鮎号」を切り離し ビュープランの「森号」は13時に終点の北濃駅に到着します。

折り返しの「ながら2号」は北濃駅を13時11分に出発 郡上八幡駅で食堂車「鮎号」の連結作業をして14時13分に出発します。終点の美濃太田駅には15時50分の到着です。

※スイーツプランの場合郡上八幡駅も14時13分に出発して 美濃太田駅には15時50分に到着します。

ながら1号に乗車してみます

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今回は美濃太田駅10時45分発の「観光列車ながら」に乗車してみました。少し早く駅に着いたものの10時10分過ぎにはホームには列車が入線していました。

ランチプランの場合は2号車の鮎号に乗車するんですが ビュープランということで 写真の1号車「森号」に乗車です。森の字をよく見ると遊び心が感じられますよね。

ビュープランは自由席

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ランチプランは指定席制のようですが ビュープランは自由席になっています。郡上八幡・北濃方面の「ながら1号」に乗車する場合は なるべく進行方向左側に座った方がよさそうです。とはいえ 途中いくつかの橋を渡りながら景色が右に左にと変わっていくので 右側だからと言ってハズレではありません。

車内販売もあります

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車両内には車内販売のブースが設置されていて アルコールを含めたドリンク類をはじめ グッズ類等の買い物をすることができます。

ただ 車内への飲食物の持ち込みも自由なので 出発前に美濃太田駅改札前にある売店で アルコールやおつまみ 駅弁なんかを購入すると より列車旅が楽しくなることでしょう。

乗車前に必ず済ませること

実はこの「観光列車ながら」の車内にはトイレがありません。また公式ホームページにおいても その点は注意事項として書かれています。時刻表を見てもトイレ休憩は無さそうです…が 実は時刻表に書かれていない 大矢駅でトイレ休憩のための停車をします。とはいえ そこまで1時間はトイレがありませんので やはり出発前にトイレは済ませましょう。

いよいよ出発です

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写真撮影等をしていると あっという間に出発時間になってしまいました。今回はこんな外向きの席に座ってみることにしました。もちろん進行方向左側です。

始発の美濃太田駅を出発すると しばらくはのどかな街並みをゆっくりと進んでいきます。途中駅に停車もしますが 関駅までは特に乗車もありません。

美濃市駅を過ぎた辺りで 進行方向左手に待望の長良川が近付いてきます。

郡上八幡駅まで6つの橋梁を通過していきます

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車内にはアテンドの方がいて 車内から見える景色を軽快にアナウンスしてくれます。また 橋を渡る時には列車が徐行をして 綺麗な長良川の流れを鑑賞することができます。

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車内から見る長良川はとても澄んでいて 旅情が盛り上がること間違いなしです。

美濃太田駅を出発して1時間後の大矢駅でトイレ休憩

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時刻表では通過することになっているはずの大矢駅に列車が停車をして ここで10分間のトイレ休憩タイムとなります。ホーム脇にトイレがあって停車中にトイレを済ませます。

記念撮影もここ大矢駅で可能

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車両前には記念プレートも置かれて記念撮影もできます。日付も入っているので ここでの記念撮影は必須です。

偶然3号車の川風号に遭遇

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この大矢駅では対向列車とのすれ違いがあるのですが 美濃太田行きでやってきたのは「観光列車ながら」の3号車川風号でした。こちらは後になって運行を始めた車両で ほろ酔いプランや お弁当プラン等に利用されます。

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というわけで、貴重な「ながら」と「ながら」のすれ違いシーンとなりました。

この大矢駅を出発すると郡上八幡までは約30分です。

駅でも無い場所で列車が停車?

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残り少ない郡上八幡までの途中 駅でも無い場所で列車が停止しました。

と アテンドの方が長良川側の窓を開けていきます。「清流長良川を五感で感じて欲しい」とのこと。今回は冬で少し肌寒かったのですが 聞こえてくる川の流れる音 川底まで見える透き通った水面等々…。まさに「観光列車ながら」のクライマックスと言ってもいいシーンでした。

郡上八幡駅に到着

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美濃太田駅を出て約1時間30分の12時16分。予定通り郡上八幡駅に到着です。

ここで森号と鮎号の切り離し作業があります。ランチプランの鮎号はここ郡上八幡で運行を終了しますが ビュープランの森号は引き続き終点の北濃駅を目指します。

郡上八幡駅構内にある駅Cafe

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「観光列車ながら」を降車した後は すぐに観光へ出かけるのもいいですが 駅をじっくりと堪能してみませんか?郡上八幡駅の構内にはとてもお洒落な駅Cafeがあるんです。

テーブルの模様は何と彫刻!

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テーブルに模様が見えますよね?これは何と彫刻なんです。その奥に見えるメニューも手作り感があって お洒落です。

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そんな駅Cafeで食べたいのが この地域で有名な明宝フランクを使用した明宝フランクドックです。コッペパンは地元パン屋さんのものを使用していて 多少焦げ目が付くくらいオーブンをしてくれるので 外はカリッと中はモチフワな感じです。

明宝フランクも軽くソテーされていて 一口かじると肉汁がジュワッと染み出てきます。ここ駅Cafeで腹ごしらえをして 郡上八幡の散策へ出かけましょう!

折り返し森号の始発は「北濃駅」

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写真は観光列車ながら森号の始発駅「北濃駅」です。「ながら2号」は13時11分にこちらの北濃駅を出発します。北濃駅は無人駅なので そのまま列車へと行き あらかじめ郵送されてきている「乗車整理券」又は乗車証をアテンダントに提示して乗車します。

北濃駅は東海北陸道の白鳥ICから15分くらい

東海北陸道の白鳥ICから国道156号線を北上すると15分くらいで道路沿いに北濃駅があります。

「ながら2号」は13時11分発ですが13時には列車が到着しているので 写真撮影をしたい場合は13時前に駅に着いているといいでしょう。

観光列車「ながら」のマーク

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これが観光列車「ながら」のマークです。よく見ると「長良」の漢字がモチーフになっていますよね。じっくり見てると「長良」に見えてきませんか?

他にも「森号」には森号のマークが「鮎号」には鮎号のマークがあって 森号のマークは一番上の「木」が木の絵になっていて 鮎号のマークは魚へんが鮎の絵になっています。

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壁を見ると、ところどころにこんな感じで絵が飾られています。こんな絵を1つ1つ見てみるのも楽しいですよね。

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さすが水戸岡さんですね。この写真ですが どこだと思いますか?

これは天井の写真なんです。2つ前の写真を見ていただくとわかると思いますが こんなところまでお洒落にデザインされています。

乗車申し込みは乗車2ヵ月前の各月1日午前10時より販売が始まります。

ランチプランは大人12,500円 小人11,120円

スイーツプランは大人5,800円 小人4,800円

ビュープランは乗車区間の運賃に乗車整理券として500円(大人・小人同額)をプラスするだけで観光列車体験ができます。

長良川鉄道

〒501-3881 岐阜県関市元重町74-1

☎0575-23-3921

☎0575-46-8021(「ながら」予約専用ダイヤル)

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