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九州旅行の新しい選択肢 フェリーを利用した関西から九州への3泊4日

関西からフェリーを利用して九州旅行へ

九州への旅行をする場合に 交通機関は何を使用しますか?新幹線や飛行機で移動すれば 短時間で九州までアクセスできます。自家用車もいいのですが 往復の距離を考えるとドライバーの負担が大きいですよね。そんな時にフェリーって選択肢はどうでしょう?

船内で1泊しながら 関西から九州まで移動をすることができます。そして 瀬戸内海航路であれば ほとんど揺れは感じません。今回は 関西と北九州の新門司港を結ぶ阪九フェリーを利用して 3泊4日の旅をしてきましたので その様子を ご紹介していきます。

夕方の出航まで 神戸を散策

阪九フェリーのポートアイランド発については 日曜~木曜は18:30出航。金曜・土曜は20:00に出航をします。ということで 1日目は出航まで 港町 神戸を散策することができます。

神戸の1日散策プランについてはメリケンパーク・ハーバーランド・元町エリア(南京街)を巡る神戸観光1日プランにて詳しく ご案内しています。

出航の1時間前から乗船開始

自家用車の場合は 出航の1時間前から乗船が始まります。それを踏まえて フェリーターミナルには 出航の1時間前より早めに到着をして 受付を済ませておくことを おすすめします。大きなフェリーに自家用車で乗り込むのは 特別な感覚があります。これより約12時間の船旅が始まります。

阪九フェリーの船旅については関西と九州を結ぶ 阪九フェリー 瀬戸内海航路 乗船記(デラックス洋室4名部屋 61点)にて詳しくご案内しています。

明石海峡大橋をフェリーで通過

瀬戸内海航路のメインイベントと言えば 明石海峡大橋の通過でしょう。雨が降っていなければ デッキからの観賞をお勧めします。

橋の通過時には デッキのお客さんより歓声があがります。阪九フェリーには大浴場に露天風呂も併設しているので 露天風呂から眺める 明石海峡大橋も 穴場の楽しみ方かもしれません。

新門司港に朝7時に入港

2日目の朝7時に北九州の新門司港に無事到着です。フェリーの利点は 朝一番から乗り慣れた自家用車で観光に出発できるところです。ここで1つ悩みが朝食。船内でも入港1時間前からレストランで朝食営業をしていますが…。そして 新門司港周辺で 朝7時頃から営業している店は かなり少ないです。

シロヤ黒崎本店にて パンを購入

サニーパンやオムレットの名前で有名なシロヤですが 北九州市の黒崎駅近くに本店があります。

シロヤパン 黒崎本店

〒806-0021 福岡県北九州市八幡西区黒崎2丁目6-15 MAP

☎093-621-4688

8:30~18:30 年中無休

パンを購入したら 関門橋を目指します。

めかりパーキングで休憩

関門橋を渡る手前にある めかりパーキングで休憩です。こちらのパーキングエリアには展望台が設けられていて 関門海峡を眺めることができます。フードコートも 絶景を眺めながら食事を楽しむことが可能です。こちらで先ほど購入したシロヤのパンを食べます。

サニーパン

こちらが シロヤの代名詞でもあるサニーパンです。フランスパンのような やや硬めの生地の中には 練乳が大量に詰まっています。食べる時には 気を付けないと 反対側等から練乳が出てきてしまいます。博多駅等では お土産でも販売されるほどの人気商品です。

オムレット

こちらも シロヤの人気メニュー オムレット です。こちらは フワフワの柔らかい生地で生クリームを挟んだデザート系のパンです。こちらも 九州福岡土産として 人気の商品となっています。簡単に朝食を済ませた後は 関門橋を渡り山口県へと入っていきます。

絶景の宝庫 角島へ

下関ICで高速を降りて 一般道を走ること1時間20分ほど。角島大橋に到着です。平成12年に開通した全長1780mの橋で 通行無料の橋としては 国内屈指の長さを誇っています。

こちらは 山口県の日本海側なのですが まるで 沖縄の海を見ているかのような エメラルドグリーンの海を眺めることができます。この写真は 県道脇の細い道に入った高台から撮影をしています。

高台からの写真で 橋の左手に展望台が見えていたかと思いますが こちらが 展望台からの写真です。青い空に白い海 これが日本海とは とても思えません。

それでは 角島大橋を渡っていきましょう。右を見ても 左を見ても キラキラと輝くエメラルドグリーンの海の上を快走して角島へと入っていきます。

角島は大きな島ではありません。そして メインルートは角島大橋から続く1本道なので10分も走ると島の終点に到着です。そこには 石造りの灯台が見えてきます。

こちらが 明治9年に初点灯し 今なお現役。国の重要文化財に指定された角島灯台です。日本海では初の様式灯台とされています。灯台というと通常は 白く塗装されているのですが 香川県の男木島灯台(おぎしまとうだい)と共に 日本で2基しかない 無塗装の灯台となっています。この無塗装のレトロな感じが 青空や背景の海に映えます。

角島灯台・角島灯台公園

〒759-5332 山口県下関市豊北町角島2343-2 MAP

☎083-786-0108(公益社団法人燈光会角島支所)

9:00~16:30(3月~9月 ~17:00) 年中無休

中学生以上300円

角島灯台の近くでランチ

角島灯台から歩いてすぐの和食処夢岬でランチを食べることにします。

和食処 夢岬

〒759-5332 山口県下関市豊北町角島3042 MAP

☎083-786-1008

11:00~16:00(GWと夏季は~17:00) 【定休】火曜日

注文したのは イカ刺身定食です。こちらに使用されているイカは 近くの特牛(こっとい)で獲れたものを使用しているとのこと。本当は 活き造りを食べたかったのですが その日の朝に入荷をしていなかったとのことで諦めました。

こちらが 特牛イカのお刺身です。コリコリな食感でありながら柔らかく甘みも感じます。甘目の九州醤油でいただくと相性最高です。

こちらが 同じく特牛イカの天ぷらですが こちらもサクサクで柔らかい!今まで食べてきたイカとは別物です。

道の駅で休憩

角島から再び九州へと向かう途中 角島灯台から約20分ほどの場所に 道の駅があるので そちらで休憩をしました。

道の駅 北浦街道 豊北

〒759-6121 山口県下関市豊北町神田上314-1 MAP

☎083-786-0111

8:30~18:00 【定休】第1・第3火曜

道の駅で海側に出てきました。ちょっとした漁港の風景を眺めることができます。奥には 先ほどまで滞在をしていた角島が見えています。

道の駅でアイスクレープを購入しました。地元産の豊北梨を使用しているとのこと。せっかく旅をしたならば 地元の味を楽しみたいものです。

門司港レトロを散策

道の駅 北浦街道 豊北から車で1時間15分ほどで 再び 九州に入り門司港エリアへとやってきました。この門司港周辺には 明治から昭和初期に建築された趣きのある建物が残っています。

バナナの叩き売り発祥の地

門司港レトロを散策していると バナナマンの像があったり 各店舗では バナナにちなんだ お土産が並び バナナスイーツを販売している店舗が多いことに気が付きます。

というのも 門司港は バナナの叩き売り発祥の地とされているから。戦前 台湾が日本領だった頃は 門司港にバナナが入荷していました。通常は青いまま収穫し 黄色くなってから市場に売り出されるのですが 稀に 門司港への輸送中に熟してしまうものがあり そういったバナナを早く換金するための手段が叩き売りだったのです。

写真右は バナナをローストしたバナナチップス。パリパリの食感で 美味しく食べることもできるし リーズナブルなので 門司港のお土産にぴったりです。

写真左は バナナのジェラートです。これも他では販売されていない味ですが バナナの味が口いっぱいに広がります。

宿泊は キャナルシティ博多併設のホテルへ

門司港エリアから車で1時間30分程走ると 福岡県の中心部博多駅周辺へと移動することができます。今回宿泊したのは 大型商業施設キャナルシティ博多に併設した キャナルシティ博多 福岡ワシントンホテルです。

キャナルシティ・福岡ワシントンホテル

〒812-0018 福岡県福岡市博多区住吉1-2-20 MAP

☎092-282-8800

宿泊の様子はキャナルシティ・福岡ワシントンホテルに宿泊して博多の味を楽しむ(モダンツイン 朝食付 59点)にて 詳しくご案内しています。

3日目は福岡の人気観光エリア糸島へ

3日目の朝は キャナルシティ・福岡ワシントンホテルを朝8時30分に出発し 映えスポットが多く 最近話題の観光エリアとなっている糸島地区に向かいます。博多の中心部からは1時間掛からない程度でアクセスすることができます。

糸島観光については糸島の魅力満載!南国ムード満点のヤシの木ブランコから始まる糸島半日コースにて詳しく ご案内しています。

昼食後は 大宰府天満宮へ

糸島では 散策後に 牧のうどん加布里本店でランチを食べました。そこから車で1時間。こちらも 福岡の人気観光地 大宰府天満宮へとやってきました。学問の神様として知られているせいか 学生が多いように感じます。

駐車場や西鉄大宰府駅からは 賑やかな参道を抜けて天満宮を目指します。

表参道を進めていくと左手に特徴的なスターバックスが見えてきます。こちらの設計は 国立競技場の設計で有名な隈研吾氏。自然素材による伝統と現代の融合がテーマとなっているようです。店舗の奥庭には 大宰府天満宮にちなんで梅の木が植えられています。

御神牛(ごしんぎゅう)

参道の突き当りには御神牛(ごしんぎゅう)がいらっしゃいます。学問の神様である 菅原道真が亡くなった際にご遺体を牽いていた牛が 突如伏して動かなくなったために そこに墓所を造営したことが 太宰府天満宮の創建つながっています。境内には11体の御神牛が存在していますが 全て伏した状態となっています。

道真公の御神徳により御神牛像の頭を撫でると その知恵を授かることができると言われています。

心字池を渡って御神前へ

御神牛を左に曲がると橋が見えてきます。心字池に架かる3つの橋ですが それぞれ過去・現在・未来を表していると言われています。

橋を渡り終えた先には たくさんの風鈴が施されていました。暑い夏でも 風鈴の音色には心が癒されますね。

124年ぶり 令和の大改修中の仮殿へ

令和5年より 太宰府天満宮のご本殿は124年ぶりに令和の大改修をしています。そのため 約3年間のみの仮殿です。ある意味で こちらの仮殿に拝観できるのは たった3年しかできないことなので貴重な体験です。

水みくじで占ってみる

こちらの太宰府天満宮には 水みくじというのがあったので やってみることにしました。お守り授与所で買い求めてみました。

境内に用意された お水の上に水みくじを浸すと…

おみくじに文字が浮かび上がってきました。夏限定のようですが 見かけたら試してみてください。

参道で食べ歩き

大宰府天満宮で食べ歩きといえば やはり梅が枝餅でしょう。参道のいたるところで販売をしています。同じ梅が枝餅と言っても 餡子がこしあんだったり つぶあんだったり 甘さも微妙に違うようで 自分にあった梅が枝餅を探してみてください。値段は どのお店も ほぼ同じくらいでバラ1個130円~150円といった感じ。

今回選んだのは やす武本店です。他の店舗より風格が漂っている感じがします。

甘さも控えめの餡子で とても美味しい梅が枝餅でした。その場では満腹だったので 帰りのフェリー内にて いただきました。

あまおう葛アイスバー

行きの参道で多くの方が食べていて 気になったのがコレ。天山というお店で販売している あまおう葛アイスバーです。天山というお店では あまおうを使用したスイーツを販売しているのですが 夏の期間は この葛アイスバーを販売しているようです。アイスではなく 葛を凍らせたものなので 独特の食感があります。

新門司港からフェリーに乗船

大宰府天満宮から九州自動車道を経由すると1時間30分ほどで北九州の新門司港に到着です。行きは神戸のポートアイランドから乗船しましたが 帰りは別の航路を選択して こちらから大阪の泉大津港まで乗船します。

翌朝6時に大阪 泉大津港に到着

約12時間の船旅で大阪 泉大津港に到着です。到着したのが朝6時。ちょっと早いな…と思ったので 乗船時に「ゆっくりステイ」を お願いしていました。これは 料金そのままに7時15分まで船内に滞在ができるプランです。ただし6時から7時15分の間は下船できません。

あまり知られていないプランのようで ほとんどの方が下船してしまっていたので 誰もいない船内やデッキを 朝の散歩をしてみました。

この日は 泉大津港を7時15分に出発し 近江八幡のラ コリーナ近江八幡を散策してみました。ラ コリーナ近江八幡についてはラ コリーナ近江八幡で体感する魅惑のガイドツアー体験記にて詳しく ご案内しています。

実は 九州でポケモンスポットも巡っていました