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長良川温泉に宿泊して幻想的な長良川鵜飼 船上で食事をしながらの鑑賞!

長良川の風物詩「長良川鵜飼」

長良川温泉では毎年5月11日~10月15日まで長良川鵜飼いが開催されます。

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期間中は川の増水や「中秋の名月」を除いて毎日行われます。増水時は危険だということが理由なのは、おわかりかと思いますがなぜ中秋の名月も中止なのでしょう?

中秋の名月が中止の理由

中秋の名月は明るすぎるということで、鵜飼い漁をやりにくいからだと言われています。普通の満月と明るさの違いは大きくは無いそうですが、春よりも秋の方が空気が澄んでいるので、その分月明かりが強く感じられるようです。

鵜飼いは「たいまつ」を利用しての漁となるので、月の明るい夜は敬遠されるのです。

鵜飼に使用する「鵜」は川鵜ではなく海鵜

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長良川で開催される鵜飼ということですが、使用されるのは海鵜で茨城県の日立近辺で春と飽きに捕獲したものを調教します。

17:45 鵜匠から鵜飼についての説明

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まずは乗船前に鵜匠から鵜飼についての説明があります。実際に鵜に魚を飲み込ませて、吐き出させる様子も実演してくれます。鵜飼というのは漁の方法の1つで、昔は網がとても高価なものだったので、網の代わりに鵜を使用して漁をしていました。

鵜匠にとって鵜は家族も同然で、まずは鵜の顔を見分けるところから鵜匠のキャリア始まるそうです。

鵜の首は指1本分を残して紐でしばってしまいます。そして、その日 鵜飼に使用する鵜は朝から食事を与えずお腹をペコペコにしておきます。いざ漁が始まるとお腹がすいた鵜は川の中で餌となる鮎を探します。

小さな魚はそのまま鵜のお腹の中に、大きな鮎は喉を縛ってあって飲み込めないので、鵜匠が取り出します。

18:00 いよいよ出船

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船に乗り込み川の上流を目指します。船上食を注文した場合は、食事がテーブルにセットされています。

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今回は「ホテルパーク」さんに宿泊したので、ホテルパークさんが船で食べるお弁当を用意してくれています。

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長良川温泉 ホテルパーク

船で食べるお弁当…というと冷たいものかと思いきや…

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こちらは出航直後にお膳に水を垂らすと、数分で湯気が出てきて10分ほどで熱々に食べごろになります。

そうは言っても、せっかく鵜飼いなんだから塩焼きの鮎が食べたいなぁ…。それも焼きたての熱々のやつを…と思ったその時!モーター音が聞こえてきました。

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な、な、なんと!

並走するホテルパークさんの船に料理人が乗っていて、鮎を焼きながら追いかけてくるじゃありませんか!

というわけで、鮎の塩焼きは焼きたてを、提供してくれます。(写真を取り忘れました…)

食事をしながら川を上っていくと、しばらくして岸に船を着けて、そちらでお食事をしながら鵜飼が始まるのを待ちます。

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食事中はボランティアガイドの方が鵜飼についての説明をしてくれたり、川の方を見てみると…

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こんな船が来て、鵜飼が始まるまでの食事中は踊りを披露してくれます。

ただし、この踊り船の出船は毎日ではなく、週末と木曜のみとのことなので、情緒を味わうには、この踊り船の出船日確認した方がよさそうです。

さて、6時に乗船をして、食事をしながらアルコールも飲み、下船は8時半ころ。

すると心配なのがトイレ!ですよね。トイレ完備の船ならば心配もありませんが、トイレ無しの船だとどうするんでしょう。

国内に2隻しかないトイレ船

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国内に2隻しかないと言われているトイレ専用船です。その2隻ともが長良川にあるそうです。洋式のトイレでもちろん水洗!

水洗と言っても川に流しているわけではありませんよ!しっかりと船のタンクに溜めておくそうです。手を洗う場所もあって、毎日清掃しているので綺麗なトイレです。

このトイレ船ですが、1隻で家が建つほどの価格なんだとか…。

〆は鮎雑炊とデザート

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夕食の〆は温かい鮎雑炊です。三つ葉が効いていていい香りがします。デザートはグレープフルーツとさくらんぼ。こちらは冷たく冷えた状態で提供してくれます。

19時30分 鵜飼始まりを告げる花火があがる

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鵜飼の船が上流からやってきました。ここから1艘ずつ鵜飼の船に並走しながら、川を下っていきます。

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鵜飼の様子は川岸から鑑賞することも可能ですが、やはり船上で並走しながらの鑑賞はインパクトが全然違います。「たいまつ」からの火の粉が舞ってくるくらい近くで鑑賞できるんです。

そして、鮎を捕まえました!

これは、この距離じゃないと伝わらない感動ですね。

下流まで並走した後は、一度鵜飼船は上流へと戻っていきます。

20:00 鵜飼のクライマックス「総がらみ」

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鵜飼のスタイルは2つあって、1つは6艘の船が1艘ずつ漁をしながら下るのが方法で「狩り下り」といいます。これは先頭の船はいっぱい魚が獲れますが、最後の船はなかなか魚を獲ることができません。さらに、魚の逃げるスペースが多くあるので効率のいい方法ではないようです。

もう1つは「総がらみ」といって階段状に川幅いっぱいに6艘の船が広がって、最終的には浅瀬の岸に魚を追い込む方法です。まさに一網打尽のやり方です。また6艘息の合った船団には圧倒されます。

20:30 乗船場に戻る

鵜飼をしっかりと鑑賞して乗船場に戻ります。どの船からも船頭さんに拍手を送ったり歓声が聞こえてきます。

伝統芸能として一子相伝の鵜飼いは見る価値があります。夏場は混み合うそうなので、おすすめの時期は始まった5月と終わりの10月だそうです。時間帯によっては少し肌寒いですが、お客が少ない分、十分な見ごたえがあります。

今回は鵜飼船1艘につき、鑑賞船1艘でしたが、ピークの場合は両側を挟んだり、船が多くて見えにくい場合もあるとか…。

鵜飼の間違ったイメージ

鵜飼というと「たいまつ」に魚が寄ってきて、それを鵜が捕まえるというように聞いていたのですが、実際は魚は明かりが嫌いで、「たいまつ」のあかりで上流に逃げるそうで、それを鵜が捕まえるそうです。鵜匠は「たいまつ」の位置を動かしてベストの位置に鵜を誘導するのがお仕事ということでした。

また、船頭さんが時々船を漕ぐ櫂で船を叩くシーンがあります。これには2つの意味があって、1つは「たいまつ」同様に魚を驚かすことですが、もう1つはサボっている鵜に檄を飛ばす意味もあるそうです。

鵜飼についてはぎふ長良川鵜飼にて詳しく紹介されています。

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