金沢のおすすめ情報を一挙紹介!
2015年3月に北陸新幹線が延伸して 首都圏から乗り換えなく約2時間半で行くことができるようになった金沢。それまで 首都圏からは 羽田からの飛行機しかなかったエリアに 多くの人が訪れるようになりました。
金沢と言えば 主な観光地として 兼六園がありますが 他にはどんな観光スポットがあるのか?金沢で食べるべきグルメとは?海鮮丼を食べるなら 穴場は無いの?など 旅ログならではの観光情報をご案内します。ちなみに 兼六園はベタ過ぎるので 一切 ご案内は無しです。そちらは一般のガイドブックを参考にしてみてください。
まずは金沢の観光スポットをご紹介
まずは金沢で行くべき 観光スポットを有名な場所や穴場スポットまで一気にご紹介していきます。
①鼓門(つづみもん) MAP
2015年の北陸新幹線に先駆けて まずは金沢駅に駅舎が改装されました。北陸新幹線開通の10年前 2005年に 金沢駅の東口(兼六口)に完成したのが 写真の鼓門(つづみもん)です。この堂々とした鼓門によって「世界で最も美しい駅」の1つと称されるようにもなった そんな金沢の玄関口を象徴する建物です。
もてなしドーム
そんな鼓門と金沢駅を繋ぐ 大きなガラス張りのドームが もてなしドームです。金沢をはじめとする北陸地方では「弁当を忘れても傘を忘れるな」と言われるくらい 急な雨や雪に見舞われることがあります。金沢駅に降り立った人に「傘を差しだす おもてなしの心」を表しているとされています。約3,000枚というガラス張りのドームは圧巻です。
②ひがし茶屋街(ひがしちゃやがい) MAP
金沢文化を代表するものと言えば茶屋でしょう。江戸の町並みにタイムスリップしたかのような茶屋街ですが 金沢には ひがし・にし・主計町(かずえまち)という3つの茶屋街があって それぞれに異なった趣きがありますが 中でも一番人気なのが ひがし茶屋街です。茶屋街には 町家が並びますが 特徴は出格子という格子戸。1本1本が台形になっていて 内側が細く 通りに面した側が広くなっています。そのため 建物の内からは 外がよく見えて外からは中が見えにくくなっています。
藤とし MAP
そんな ひがし茶屋街の町家で 異様な景色なのが メインストリートにある「藤とし」です。外からよく見ると 建物内に松の木が1本見えます。こちらは 一見さん お断りの お茶屋さんで 実際に中に入ってみると 建物内に松の木が貫通しているという驚きの造りになっています。
十月亭(じゅうがつや) MAP ※2023年5月15日閉店
そんな江戸末期の町家でお食事を楽しむこともできます。写真は 藤としと同じくメインストリートにある 十月亭(じゅうがつや)です。
そんな十月亭に人気メニューと言えば 写真の竹かご弁当(2,900円)です。
ひがし茶屋街の様子を見下ろしながらの お食事も なかなか いいものです。
東山みずほ MAP
メインストリートから 1本北側の落ち着いた通りにあるのが 写真の東山みずほです。
こじんまりとした 落ち着きのある店内では 石川県産のお米をはじめとした 地元の食材にこだわった お食事をいただくことができます。
③近江町(おうみちょう)市場 MAP
享保6年(1721年)から現代まで約300年ほど続く市場で 別名 金沢の台所として有名な観光スポットです。北陸の港に揚がった新鮮な海産物が販売されていたり それらを使用した海鮮丼が人気です。ただ 海鮮丼については 明らかな観光地価格なため 金沢で海鮮丼を食べたい場合は 後述する金沢中央市場エリアがおすすめです。
金箔ソフト
そんな近江町市場で食べたいのが金箔ソフトです。金沢の金箔は全国シェア約100%と言われていて 10円硬貨ほどの金を叩き伸ばして畳2枚ほどの大きさまでにしていきます。その技術と根気が金沢における職人気質を象徴すると言われています。そんな金箔ソフトを提供するお店が集中しているのが 近江町市場エリアで10店舗以上あると言われています。
④金沢21世紀美術館 MAP ※ライトアップあり
気軽にアートに触れることのできるスポットが 金沢21世紀美術館です。現代美術を中心に収蔵・展示をしていて その展示場所は 館内だけにとどまらず 屋外にも展示されています。美術館は 有料の展覧会ゾーンと無料で楽しめる交流ゾーンの2つのエリアで構成されていて 無料でも十分に楽しむことができます。有名なのは 展覧会ゾーンにある「スイミング・プール」で 地上部だけでなく 地下部分(要予約)から水面を見上げることができる不思議なアートです。
⑤金沢城公園 MAP ※ライトアップあり
加賀百万石を誇った前田家の居城が金沢城です。本丸天守閣は現存しませんが 城郭等が復元されています。日本三大庭園の1つ 兼六園は 金沢城の外郭に造営された大名庭園で この金沢城公園と併せて散策することで 前田家が外様でありながら その権力は徳川家に匹敵する別格の大名であったことを うかがい知ることができます。
⑥尾山神社 MAP ※ライトアップあり
加賀藩の藩祖 前田利家公と その正室である お松の方が祀られている神社です。金沢城公園からは 玉泉院丸庭園→鼠多門と進むと この尾山神社へたどり着くことができ 神門を抜けて南に下れば 金沢の中心地 香林坊 です。
神門
神社の神門としては 異例の和洋折衷になっていて 三層目には ステンドグラスかのような 鮮やかなギヤマンが四方に張られています。こちらも 夜は明かりが灯りライトアップされると 幻想的な雰囲気となります。その明かりは かつては灯台の役割を果たしていたとも言われています。頂上に立つ避雷針は日本最古のものだと言われ 神門全体は国の重要文化財に指定されています。
⑦妙立寺(忍者寺) MAP
香林坊から犀川を渡ったエリアにある妙立寺です。通称 忍者寺と呼ばれています。というのも 表向きは寺院ですが 中には 落とし穴や隠し通路があり 金沢城の出城の役割を果たしていたと言われています。
江戸時代には 幕府から3階立て以上の建物は禁止されていたため 外観は2階建てですが 内部は3階構造となっています。あらゆる場所に通路があり 案内人無しでは迷子になってしまいます。見学には 事前予約が必要です。
⑧ヤマト・糀パーク MAP
千葉県野田・千葉県銚子・兵庫県龍野・香川県小豆島と並んで5大醤油産地の1つとなっているのが 金沢の大野地区です。そこにあるヤマト・糀パークでは 醤油造りには欠かせない糀について 楽しく学べる施設となっています。発酵食品のランチをいただける発酵食美人食堂や発酵のプロが手掛けるこめトはなの金沢チーズケーキは絶品です。
ヤマト・糀パークについては発酵食の町 金沢大野にある ヤマト・糀パークのパークツアーを体験にて 詳しくご案内しています。
⑨北陸製菓 金沢彩匠(さいしょう) MAP
金沢の有名なお菓子は数々ありますが バスケットの八村塁選手で有名になったのが 写真のビーバーでしょう。プレーンのほか 北陸ならではの 白えび や のどぐろ味などがあります。また季節限定の味も販売されるので お土産にも喜ばれます。北陸製菓金沢彩匠は工場直営店でガラス越しに できたてのビーバーを見ることもできます。
北陸製菓のビーバーは 下のリンクから お取り寄せが可能です。
⑩金沢百番街 あんと MAP
金沢駅構内にある金沢百番街あんとです。金沢には 様々な名産品や人気の お土産がありますが そのほとんどの店舗が 金沢駅のあんと内に揃っています。あんと とは金沢の方言で「ありがとう」の意味があります。
あんと内はとても広く加賀麩 不室屋や加賀棒茶 丸八製茶場。金沢銘菓では紙ふうせん 高木屋や 箱画を1つ1つ手書きしているというしみみ まめや金澤萬久。五郎島金時・能登大納言・石川県産ゆずを使用した福うさぎ、日本三大銘菓 長生殿の製造・販売をしている加賀藩御用菓子司 森八では 宝達が人気。他にも ご紹介しきれない お土産が所狭しと並んでいます。
金沢でのおすすめグルメ
金沢には ここでしか食べることのできない様々なグルメがあります。その中でも 特に食べていただきたいものを厳選して ご紹介していきます。
①魚がし食堂 中央市場店 MAP
金沢で海鮮系を食べるとなると ガイドブックでも近江町市場が特集を組まれたりしますが 明らかな観光地価格で地元民は近江町市場で食事をしません。そんな地元民が行くには 駅の北側 県庁近くにある金沢中央市場です。このエリアは ほとんどのガイドブックで紹介されていません。
日替わり得盛てんこ丼
こちらが 魚がし食堂 中央市場店で一番人気のメニュー 得盛てんこ丼です。10種類以上のネタが乗った海鮮丼に小鉢と味噌汁が付いて1,200円(税込)です。これ…近江町市場なら楽に2,000円を超えるでしょう。ちなみに ランチタイムだけでなく 夜の時間帯も同額にて提供されています。
海鮮フライ盛りと寿司8貫ランチ ※平日ランチ限定
こちらは 平日のランチタイム限定となりますが 海鮮フライ盛りと寿司8貫ランチです。価格は驚きの950円(税込 2023.8.3現在)です。この内容でこの価格を近江町で探すのは不可能でしょう。ちなみにグルメ1枚目で ご紹介したのが 得盛り お刺身定食1,250円です。
②金沢おでん
金沢へ来たら食べたいのが おでん です。実は 石川県は おでん屋さんの軒数が日本一なんです。そんな 金沢おでんの特徴と言えば 写真のお麩が入っていることと 赤巻という かまぼこでしょう。有名店では片町のおでん高砂(MAP)や 同じく片町のおでん菊一(MAP)あたりでしょう。いずれも 小さなお店ですので 大人数での訪問はできません。
③金沢カレー
最近 話題になってきたのが 金沢カレーです。ゴーゴーカレーが有名ですが 知名度を全国区にしたのはゴーゴーカレーかもしれませんが 実は1号店が新宿という 実は東京発祥の店舗だったりします。
おすすめは チャンピオンカレーや地元の食材にこだわりのあるゴールドカレーあたりが老舗であり無難でしょう。
④ハントンライス
金沢のB級グルメで人気があると言えば ハントンライスです。オムライスの上にフライが乗り ケチャップだけでなくタルタルソースが掛かっているのが特徴です。有名店は やはりグリルオーツカ(MAP)で 発祥は このお店の まかないメニューだったのだとか…。
金沢観光での交通
金沢観光の交通で言えば 自家用車でもいいのですが 駐車場が限られていて 思うような観光ができないかもしれません。こういった時に便利なのがバスです。
城下町金沢周遊バスが走っていて 金沢市内中心部の主な観光地を巡っています。右回り・左回りと同じルートを左右15分間隔で回っています。1乗車大人200円で 1日フリー乗車券(800円)を購入すれば 周遊バスだけでなく 一般の路線バスにも乗車ができて便利です。1点注意が必要なことは 金沢の観光スポットは 市内の中心部に集中していて それぞれの観光地が徒歩圏内にあります。周遊バスは円を描くように走行するので 出発地・目的地によっては バスを使うと遠回りになり時間が余分に掛かる場合もあります。
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