今日は清水港にダイヤモンドプリンセスが入港しました。
とにかく大きいですね。今年は清水港に多くの客船が寄港しますけど、その中で一番大きな客船です。大きさに圧倒されます。
清水港に向かっている途中から手前のビルよりを超えて見えているので「あんなところにビルなんてあったかなぁ…」と勘違いするほど。
ただ、今日は当社で2台ほどジャンボタクシーの予約は受けていたものの、その仕事はドライバーさんにお任せして会社で事務仕事をしておりました。
と、8時半頃に清水港から電話が来まして…ボランティア通訳の方からでした。
「30人くらいお客様が観光したいと言っているんですけど、車両はありますか?」
当社に残っているジャンボタクシーだけでは足りなかったので、他社の小型バスを手配してOKの返事をしました。
10:00 清水港到着!
ジャンボタクシーとバスに分かれていただき何とか30名様にご乗車できました。
ここで簡単な打ち合わせ。
問題発生!
ボランティア通訳さんから衝撃的な言葉を告げられました。
通訳は同行しません。
「英語もほとんど通じません。かたことの英語がわかる人が数人乗車されているそうです。」
こっちだって、単語程度しか英語なんてしゃべれないのに、お客さんはその英語も通じないとか…。
「たぶん…スペイン語を話されてると思います。」
そうなんです。通訳さんもうまく会話ができていないようで…。
さらに衝撃的な一言が
コースも決まっていません。おまかせで!
「でも、由比の広重美術館は興味があるみたいです。」とのこと。
言葉が通じない上に、コースも決まっていないなんて…。でも、もう清水港まで来ちゃって、お客さんは乗車しちゃってるわけで…。
ただ「モンテ フジ」みたいな言葉が聞こえてきたので、とりあえずは富士山が見たいんだと思いました。が!出発時点で富士山は雲に隠れて見えず…。
どうする?
とりあえず、当たって砕けろで富士山に近づいてみることにしました。
11:15 富士宮浅間大社に到着!
なんと!なんと!ですよ。到着と同時に富士山の雲が全部無くなって、富士山が姿を見せてくれました。
ここで、12時に出発するということを時計を見せて伝えて、次の行先を考えます。
そぉだ!広重美術館に興味があるって言ってたから由比へご案内して、昼時だから名物の桜えびでも食べてもらおう!
と、携帯のスペイン語変換機能で表示したところ「由比は行かなくていい、食べ物もいらない」という返事…
12:00 白糸の滝到着
こうなったら、富士山を思う存分見てもらおうということで、白糸の滝を見てもらうことにしました。もう、こちらの独断です。
先ほどの富士宮浅間大社より富士山に近づいたことと、富士山を写真撮影するのに、遮るものが無いので、みなさん写真撮影に夢中です。
ここの写真撮影だけで10分くらい掛かったんじゃないかなぁ。
そのままバスに戻ってきそうな感じだったので、白糸の滝のパンフレット(ダメ元で英語版)を渡して、滝を見てくるようにアドバイスします。
前の日に雨が降ったので、水量もあって見ごたえがあります。
この滝も予想外だったようで、みなさん喜んで写真撮影されていました。
ここで時間が13時。ここから清水港までは1時間掛かるので、これで観光を終えて清水港に戻ることにします。
14:00 清水港に到着!
清水港に無事に戻ってきました。相変わらず車内の会話は何を言っているのかさっぱりわかりませんけど、到着と同時に大きな拍手がありました。
降車時にお見送りをしていると、みなさんが握手をしてきまして、そして、チップをくれたんです。
当然日本円じゃなかったですね。
これって換金しないとかぁ…。まぁ、記念にとっておこうと思います。
清水港発着 静岡定番観光コース