仙石原にある箱根ラリック美術館
フランスのガラス工芸作家 ルネ・ラリックの作品を集めた美術館です。映画館経営をしていた籏工業(はたこうぎょう)の2代目の代表 籏攻泰さんのコレクションを展示しています。なぜ 箱根にルネ・ラリックの美術館があるんでしょうか?
それは 自然を愛したルネ・ラリックに共感した籏さんが 同じく自然が多く残る箱根にという思いで設立に至ったそうで2005年にオープンしたそうです。
場所は箱根の仙石原にあります。
〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原186-1 MAP
☎0460-84-2255
(ミュージアム)9:00~16:00 (レストラン)11:00~17:00
【定休】第3木曜(展示替えのための臨時休館はあり)
大人1,500円 大学生・高校生・シニア(65歳以上)1,300円 小・中学生800円
こちらの美術館は香水の瓶をはじめ素晴らしいガラス工芸を鑑賞することができるんです…が
おすすめは朝食
美術館で朝食って食べたことあります?多分 無いと思うんですよ。でも これが超おすすめ!ちなみに 食事のみのご利用なら入館料は不要です。
庭園の向こうにテラス席が見えますか?暑い日や寒い日は店内がいいのですが 晴れた過ごしやすい日ならば やはり この庭を眺めながらの朝食がおすすめです。
ちなみに 店内はこんな感じで それでも窓側に座れば庭を眺めることはできます。
そして 写真で見た通りで席数はそれなりにあるので 予約不可ですが 朝食で待たされることは ほぼありません。
気になる朝食の内容は…
まずはジュースとサラダ そしてヨーグルトです。朝の清々しい空気感の中で緑の芝を見ながらジュースがスーっと喉を通っていきます。ヨーグルトには薔薇のジャムが付いていて 薔薇の風味が口の中に広がります。
そのサラダを食べ終えたくらいに今度は卵料理がきます。こちらはオムレツか目玉焼き 又はスクランブルエッグからチョイス可能です。
パンはライ麦パンで 香草で香りつけされたオリーブオイルを浸けていただきます。
これは 朝から優雅です。小鳥のさえずりなんかも聞こえてきますが それが最高のBGMです。
2023年現在 メニューは多少変わりましたが自家製パンとスープのセットで料金は1,210円です。そんなに高くないと思いませんか?
宿泊した旅館で食べる朝食もいいですけど ブランチみたいな感じで美術館で食べる朝食!これはぜひともおすすめしたい箱根の過ごし方上級編です。
本物のオリエント急行を展示
ラリック美術館のもう1つの魅力というと オリエント急行の車両が展示されているということです。こちらの車両は実際にヨーロッパを駆け抜けた本物の車両で 張り替え等はしているものの 内外装ともにヨーロッパで走っていたそのままのものを展示しています。
なぜ このラリック美術館にオリエント急行があるのかというと それは内装のガラス装飾を手掛けたのがルネ・ラリックなんです。
さて このオリエント急行ですが 当日予約のみの受付で車内に入ってティータイムを過ごすことができるんです。
入口で乗車券を購入すると 入口で切符に鋏を入れてくれます。ちょっと旅行気分です。まずは オリエント急行に関するビデオを10分ほど鑑賞したらいよいよ車内へ…。
乗車したのは1等車と呼ばれるところで かつてはアガサ・クリスティーや大物俳優も実際にこの車両に乗車したとか しないとか…。天井の照明に使用されているガラスカバーもルネ・ラリックのデザインです。
こんな感じの席に座りながら 車窓を眺めてくつろいでいたんでしょうね。
座席には呼び鈴が付いていて 今は使用できませんが さすが1等車!ご用がある時は席でボタンを押すだけでスタッフがご用を聞きにくるんです。
さぁ そろそろティータイムです。
このティーセットまで含めて2,200円を安いとみるか、高いとみるか?
ドリンクはコーヒーにしましたが 他に紅茶かハーブティーを選ぶことができます。カップには「ORIENT EXPRESS」の文字が…。復刻したものですが 当時とほぼ同じデザインだそうで 気分はヨーロッパを列車旅行している感じになります。
この日のスイーツは紅茶のシフォンケーキ。ふわふわのシフォンに 上のカップには生クリームがいっぱい入っていて 好みの量の生クリームを自由につけて食べるんです。もちろん!使い切るぐらいの感じでたっぷりと生クリームをつけていただきました。
こんな感じでラリック美術館は入館をしなくても 十分に楽しめる施設なんです。とにかく 朝食やオリエント急行はおすすめ!箱根観光の際にはぜひ 立ち寄ってみてください。
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