黒部峡谷へ向かうトロッコ列車の出発点
富山県の宇奈月温泉と言えば 言わずと知れた 欅平へ向かう黒部峡谷鉄道の起点となる場所です。この地を訪れる ほとんどの方が目当ては 黒部渓谷鉄道のトロッコ列車でしょう。今回の記事では トロッコ列車の情報はもちろん それだけで帰ってしまってはもったいない 宇奈月温泉の魅力や 食べ歩きスイーツ等についても 紹介していきます。
宇奈月と言えば乗りたいトロッコ列車!
とはいえ せっかく宇奈月温泉まで来たのであれば 乗りたいのが 黒部峡谷鉄道のトロッコ列車です。宇奈月駅から 黒薙駅・鐘釣駅を経由して終点の欅平駅まで 黒部渓谷を縫うように片道約1時間15分の道のりを進むコースは 春からの新緑や秋の紅葉シーズンは息を飲むような絶景で 夏は涼を求めて 黒部渓谷の深部を目指します。
〒938-0293 富山県黒部市黒部峡谷口11 MAP
☎0765-62-1011(お客様センター)
宇奈月駅始発8時17分発~14時56分発(11月は14時14分発が最終)
運賃(往復運賃):笹平1,660円 猫又2,820円 欅平4,960円
宇奈月までのアクセス
写真は 富山地方鉄道の宇奈月温泉駅です。ちなみに 富山地方鉄道の宇奈月温泉駅と 黒部峡谷鉄道の宇奈月駅は別で接続はしていません。それぞれの駅間は約200m程離れていて 一度駅舎を出て移動する必要があります。
宇奈月温泉までの公共交通によるアクセスは 富山地方鉄道の列車がおすすめです。富山市内からは直行の普通列車で約2時間。または北陸新幹線で黒部宇奈月温泉駅(新黒部駅)で 富山地方鉄道に乗り換えて 新黒部駅⇔宇奈月温泉駅が特急なら約20分。普通列車でも約30分でアクセス可能です。
自家用車の場合は 北陸自動車道の黒部ICより 宇奈月温泉方面へ道なりに約20分。黒部峡谷鉄道 宇奈月駅前に大きな駐車場があって 駐車は1回1,000円となっています。
黒部の最深部へ
黒部峡谷鉄道の宇奈月駅に着いたら いよいよトロッコ列車に乗車して 黒部峡谷の最深部を目指しましょう。写真がトロッコ列車の車内です。見ていただいた通り 狭い車内で屋根はあるものの窓もないため 気温が低い時や 荒天の際には 事前の準備が必要です。1乗車につき600円の料金を支払うことで リラックス車両に変更が可能です。リラックス車両は 中央に通路があり 1列が通路を挟んで1席+2席となっています。周囲が壁に囲まれており 窓を開ければ普通車両同様の開放感もあります。背もたれもあるので 長時間の乗車でも疲れにくくなっています。
宇奈月駅を出発すると 写真のような鉄橋を越えながら 黒部峡谷を縫うように進んでいきます。黒部峡谷鉄道は 可能ならば 事前予約を推奨します。繁忙期は駅に行っても希望の列車が満員で乗車できずに待ち時間が発生する可能性があります。乗車券は購入すると 号車のみを指定されており 号車内は自由席となっています。そのため 早めに改札へ並び 改札が始まったら お好みの座席を早めに確保しましょう。おすすめの座席は宇奈月温泉駅から進行方向右手側となります。こちらが 確保できれば より良い景観を眺めることができるでしょう。
宇奈月駅の周辺情報
ここからは 宇奈月駅周辺の情報を ご案内していきます。時間に余裕があれば トロッコ列車の乗車前や乗車後に 散策をしてみてください。
黒薙の湯 足湯 MAP
富山地方鉄道 宇奈月温泉駅と黒部峡谷鉄道 宇奈月駅の間にあるのが写真の足湯です。
トロッコ列車が通過する黒薙駅近くにある 黒薙温泉から引湯した弱アルカリ性の単純温泉です。足の疲れを癒したり 寒い時は ここで体を温めてはどうでしょう?
湯めどころ宇奈月総湯 MAP
宇奈月温泉のインフォメーションであり 総湯もあって 宇奈月の温泉に入浴することも可能です。本来ならば 宿泊して 宇奈月の湯を満喫したいところですが こちらの総湯で サっと宇奈月を堪能することができます。
ALPEN CHEESECAKE MAP MAP
富山地方鉄道 宇奈月温泉駅1階にあるのがALPEN CHEESECAKEです。こちらの店舗では 賞味期限10分という 持ち帰り不可のスイーツがあるんです。
それが こちらの幻のチーズケーキです。数量限定で700円。ドリンクは200円でセットにすることができます。
添えられたラズベリーのソースを掛けると 何とも言えない映えるスイーツに…。スプーンで口に運ぶと フワッとした口溶けで あっという間に消えていきます。恐らく この形状を維持していることが難しいという意味で 賞味期限10分なのでしょう。
Cafe Selene(カフェ セレネ) MAP
黒部峡谷鉄道 宇奈月駅前駐車場の背後にある黒部市芸術創造センター セレネ美術館ですが 館内2階にカフェがあり 黒部峡谷の絶景を眺めながら 絶品スイーツをいただくことができます。
こちらが 手づくりワッフルです。窓側の大きな窓からは 黒部峡谷の山並みを眺めることができます。そこに できたての熱々ワッフルは相性抜群!今回はブルーベリーのソースを掛けていただきました。
せっかく宇奈月に来たのであれば ゆっくり1泊
せっかく宇奈月に来たのであれば 日帰りで帰ってしまうのではなく ゆっくりと1泊したいところです。宇奈月駅周辺には まだまだ魅力的な店舗もありますので 宿泊すれば ゆっくりと温泉街の散策を楽しむことができます。
ただ 最近は野猿が温泉街付近をうろついているようですので それだけは注意してください。
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