下呂温泉の老舗宿に1泊
JR高山本線の下呂駅すぐ裏にある老舗宿「水明館」で1泊してきました。今回は そんな水明館の宿泊と お宿から歩いて散策に出かけたので その様子を紹介していきます。
〒509-2206 岐阜県下呂市幸田1268 MAP
☎0576-25-2800
下呂温泉と言えば 有馬・草津と並ぶ 日本三名泉の1つです。
温泉街を歩いていると 日本三名泉発祥の地という石碑を見つけることができました。それだけ古くから人々に愛されているという温泉地なのでしょう。
下呂温泉のキャラクターはカエル?
こちらも温泉街にある その名も「加恵瑠(カエル)神社」です。灯篭の真ん中を見てもカエルがデザインされています。
というわけで お賽銭箱の奥には加恵瑠大明神様が鎮座されていました。驚くことに お賽銭箱にお賽銭を投入すると カエル大明神様からのありがたいお告げが どこからともなく聞こえてきます。ずいぶんとハイテクな神社ですね。
このカエルがキャラクターになった理由は 下呂(げろ)温泉の響きが カエルの鳴き声に似ていたという説や 某旅館の女将さんが 毎日温泉に浸かっていたら若ガエった…という説もあるそうです。
今回宿泊したのは飛泉閣のツインルーム
今回は3階のお部屋に宿泊をしました。宿泊したお部屋はツインルームの感じでしたが 公式HPには 飛泉閣にはツインルームは無く 代わりにシングルルームとして紹介されていますので たまたま このお部屋がツインルーム仕様になっていたのかもしれません。
このタイプのお部屋は基本的に景観のいい飛騨川とは反対側の下呂駅側の景色となります。下には水明館の駐車場が広がっていて 景観は期待できないと思ってください。
お風呂とトイレはユニットタイプで 狭い印象がありますが トイレはともかく お風呂に関しては大浴場や露天風呂もあるので 特に気にする必要はないでしょう。
早速温泉街をお散歩に
下呂温泉の主な温泉街は 飛騨川を渡った対岸にあります。まずは 飛騨川に架かる下呂大橋を渡って対岸へと向かいますが その橋から上流側の河川敷を見ると 何やら露天風呂のようなものが…。
こちらは 下呂温泉墳泉地ということで 下呂温泉の源泉が注がれています。かつては 無料で温泉を楽しむことができたのですが 何も仕切りが無いので周囲から丸見えの状態。それが問題となり 水着着用が求められたが 一部の客がルールを守らず 水着を着用せずに入浴をしていたために2021年12月1日より 完全に足湯のみの利用とルールが厳格化されました。
大人気の下呂プリン
湯の街通りを歩いて行くと 先ほど紹介した加恵瑠神社があり その先に見えてくるのが「下呂プリン」です。
〒509-2207 岐阜県下呂市湯之島545-1 MAP
☎0576-74-1771
10:00~17:00
【定休】水曜
店内に入ると様々な種類のプリンや バームクーヘンなどの関連商品が販売されています。テイクアウトもできますが 大浴場をイメージした店内で食べれば 雰囲気も盛り上がります。
メロンソーダ味?
右側が ノーマルなタイプの「まろやか」そして 左側が緑の層が気になる「メロンソーダ」です。クリームソーダをイメージしているようで プリンの上に緑のジェルが乗っています。写真映えはメロンソーダの方がするんですけどね。味は…まろやかがおすすめです。こちらの下呂プリンですが 岐阜県下呂市にふるさと納税をすると返礼品として選択することができます。
バームクーヘンとセットのプランもあるようです。
飛騨牛カレーパン
同じ湯の街通りにある「森のこみち」というお店です。こちらは限定販売で飛騨牛カレーパンを販売しています。
〒509-2207 岐阜県下呂市湯之島578-1 MAP
☎0576-25-2521
9:00~18:00
【定休】木曜
数量限定の人気商品 ごろっと飛騨牛カレーパンがショーケースを見ると残り1個!迷わず購入しました。
というわけで 近くのコンビニでビールを購入して 早速いただきます。
すると 中から出てきたのは 予想外の大きいサイズの飛騨牛!柔らかくて 肉の旨味もしっかりと感じます。カレーに負けていないんですよね。
そうこうしているうち 夕食のお時間に
食べ歩きをしているうちに いい時間になってしまいました。夕食は 山水閣1階にあるレストラン「バーデン バーデン」でいただきます。
最初に 新たまねぎのポタージュが出てきまして ほぼ同時にパンもいただきました。パンはオリーブオイルを浸けていただきます。オリーブオイルに塩が軽く振ってあるのか 適度な塩味もあって美味しくいただけます。
次は魚料理です。写真はスズキのポワレ ワサビソース フルーツトマトのファルス です。ワサビソースという事で 少しピリッとしますが 爽やかな風味が鼻から抜けていきます。上に添えられているのは ワサビの葉で こちらも食べることができます。
メインは 納豆喰豚(なっとくとん)という地元ブランド豚のグリルです。名前の通り納豆を食べて育った豚で 納豆を食べることにより 胃腸の働きが良くなり 健康な豚に育つそうです。
デザートは チョコレートのムースです。甘さ控えめのムースで口の中もさっぱりします。
就寝前に温泉へ
水明館には フロントがある飛泉閣 昔ながらの山水閣 宿泊料金がやや高めの臨川閣 そして離れの青嵐荘という4つの館で構成されていますが 離れを除く それぞれの館に大浴場があります。自分の宿泊した館の大浴場に入るもよし 他の館へ行って複数の湯舟を楽しむもよし。宿泊客も分散されるので 大浴場も混み合うことは あまりありません。
お部屋に戻ったら 散歩の途中で購入した地ビール「下呂麦酒」をいただきます。やや色の濃い感じのビールですけど 飲みやすくて美味しかったです。
夜の下呂温泉は 特に散策するような場所もなく ビールをいただいたこともあってか…あっさりと夢の中へ…。
朝食は飛泉閣1階の常盤でビュッフェ
朝食は フロントがある飛泉閣1階にある常盤でビュッフェスタイルでいただきます。
和洋様々なメニューが並んでいて どれを食べようか迷ってしまいます。
パンのコーナーにはフレンチトーストがあって これが美味しかった!目立たない場所にあるので 探してみてください。
お部屋に戻ってゆっくりしていると もうチェックアウトの時間。あっという間に水明館の滞在が終わってしまいました。また宿泊してみたいお宿です。
下呂温泉 水明館の評価(各項目20点満点)
温泉・風呂(16点)広い館内だが それぞれの館に風呂があるので 贅沢を言わなければ 下呂の名泉を楽しめるし ホテル内で湯めぐりもできる。
部屋・施設(15点)フロントに近い館に宿泊すればいいが…。横に館が連なっているので 部屋によっては案外と歩かされるかもしれない。
夕食(15点)今回は バーデンの簡易バージョンという夕食だったが それでも それなりに満足できた。普通に宿泊すれば もう少しいい内容だろうし満足度は上がるだろう。
朝食(16点)品数の多い朝食で どれを取ろうか目移りしてしまう。内容的にも 老舗旅館らしい意地は感じる。
サービス・その他(16点)老舗旅館の名に恥じないスタッフの質の高さを感じる。ただ 館が多い分 フロント周辺に混雑が度々発生して 右往左往している人を見かける。
合計(78点)ここが!というストロングポイントが無いものの 平均してどの項目も満足度が総じて高く 結果として高評価につながっている。ただ これが案外と他の施設が真似しようとしても難しいのでは?
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