藤枝おんぱく「東平玉露×二六紅茶」タクシーツアー実施
平成29年5月27日(土)に当社主催のタクシーツアー「東平玉露×二六紅茶 二大巨匠が吼える!俺のお茶づくり」を開催しました。
【ツアー概要】
旅行代金:6,800円(税込)
募集人員:15名 (最少催行人員8名)
※旅行代金に含まれるもの
タクシー代・体験料(東平玉露園・丸子ティーファクトリー)・昼食代
静岡駅北口 9:20集合 9:30出発
集合場所は静岡駅北口ロータリーの駅前交番前。今回は14名様のご参加をいただき、2台のジャンボタクシーで定刻に静岡駅を出発しました。
10:00 道の駅玉露の里にてトイレ休憩
岡部町にある道の駅「玉露の里」です。東平玉露さんまではここから3~4分の場所ですが、「もてなし茶ばら」にはトイレが無いので、こちらでトイレ休憩をとりました。
こちらの施設には玉露にちなんだ商品はもちろん、お茶を使用した料理をいただけるレストランも併設しています。玉露が入った「玉露ソフト」もおすすめです。
〒421-1115 静岡県藤枝市岡部町新舟1214-3 MAP
☎054-668-0019
9:00~17:00(食事処は11:00~15:00) 【定休日】12月28日~1月2日
10:15 東平玉露 もてなし茶ばらに到着
玉露の茶畑が望める高台に作られた「もてなし茶ばら」です。天気がいい日はこの茶畑のど真ん中で東平さんから玉露でのおもてなしを受けていただきます。
少し風が強かったんですが、5月の風はとても爽やかに茶畑を抜けていきます。
玉露名人の前島東平さんが熱心に玉露作りについて説明をしてくれます。
そして、一通りの説明が終わるとお楽しみの玉露をいただきます。
東平さん自ら、曾祖父さんからの形見だという軍配をお盆代わりに最高の玉露で「おもてなし」してくださいます。
約45度という温度で1分半抽出したという玉露。蓋を少しずらしていただきます。
するとお茶とは思えない濃厚な「うまみ」がきます。すごく濃くて、それでいて甘味のある深い味わいです。香りは…例えるなら海苔の香りがします。
「これって本当にお茶?」というくらい、今までのお茶の概念が覆される瞬間です。
続いて2煎目です。こっそり中の茶葉を見たんですけど、この緑の鮮やかなこと!
風味はそのままに、味は少し1煎目に比べて柔らかくなった感じ。それでもまだまだ玉露の力強さを感じます。
そして、3煎目なんですが、おかかとポン酢を東平さんが入れてくださいました。そして、この茶葉を食べるんです!その茶葉を食べる時に使用するのが…
東平さんが用意してくれたのは、お茶の枝を使ったお箸!まさに玉露で玉露をいただくといった感じです。
これがさっぱりとしていて美味しいんです。参加者の方ともお話をしたんですが、これはお酒のおつまみにぴったりだなぁ…と。それも日本酒に合う印象です。
そんな東平玉露の飲み方を東平さんにお願いしましょう。
※動画作成 長峰製茶 (YouTubeより引用)
茶ばらから東平さんのご自宅へお招きいただき、再び説明をしていただきながら、玉露の抹茶などのおもてなしを受けて、こちらを後にしました。
12:20 岡部大旅籠柏屋「一祥庵」にて昼食
岡部の東海道沿いにある大旅籠柏屋さんで昼食です。
お食事は奥にある蔵を改装した「一祥庵」でいただきます。
外観は改装中だったので…とりあえず玄関を一枚撮らせてもらいました。
こちらが、今回ご用意いた昼食です。この後に揚げ物の天ぷらがきました。
東平さんの説明が熱心で、少しスケジュールが押してしまったので、こちらの昼食時間を少し短縮してのご案内となりましたが、時間があれば、ゆっくりと見て回りたい施設です。
〒421-1121 静岡県藤枝市岡部町岡部817 MAP
☎054-667-5215
11:00~14:00 【定休】月曜日(月曜が祝日の場合は翌日休業)
13:20 丸子紅茶 紅富士の茶畑に到着
昼食後は宇津ノ谷峠を「大正のトンネル」経由で越えていきました。
宇津ノ谷峠には明治・大正・昭和・平成とその時代ごとにトンネルが作られています。現在の国道1号線バイパスは下りが「昭和のトンネル」で上りが「平成のトンネル」です。峠越えの道を進めていくと、車道で抜けていくのが「大正のトンネル」で、その下にレンガ作り「明治のトンネル」があります。この「この明治のトンネル」は日本で初の有料トンネルとして知られています。
丸子に着いて、まずは紅茶の茶畑を見学します。
品種は「紅富士」というもので、とても抗酸化作用が強く、一説によるとアルツハイマーにも効果があると言われているそうです。
ここで皆さんが驚くのは緑茶の茶畑も紅茶の茶畑も、見た目は同じということなんです。要は紅茶も緑茶も茶葉自体は同じもので、途中の作業工程によって紅茶になったり緑茶だったりするんです。だから、緑茶で有名な「やぶきた」という品種で紅茶を作ることも可能です。
13:40 丸子ティーファクトリーにて紅茶作りを見学
まずは、茶葉を揉んで傷をつける「揉捻(じゅうねん)」という作業です。
鍋のような部分に茶葉を入れて、下の凸凹で葉を揉みながら傷をつけていきます。
この作業をしていると段々と茶葉の色が変わってきます。
途中の茶葉の様子を見せてもらいました。
こんな感じでしおれて色も変わってきます。
次の行程は「発酵」です。
こちらの機械で蒸すような感じで発酵をすすめていきます。
最後が乾燥の作業で写真の機械が「乾水機」というそうです。
これで、茶葉から水分を抜いていきます。
二六さんが頃合いを見て、紅茶となった茶葉を乾水機から取り出します。そして、取り出したばかりの紅茶で早速のティータイム!です。
出来上がったばかりの紅茶をいただく贅沢!今回はさきほど茶畑を見せていただいた「紅富士」です。とても香りがいいんです。そして、丸子はお水がいいそうで硬度104の湧水を使用しています。その水がこの丸子紅茶の味と香りを引き出しているんですね。
そして、次にいただくのがミルクティーです。
村松二六さんはこだわりの強い方で、ミルクティーにする牛乳もこだわって、朝霧の牛乳を用意してくれていました。
と、砂糖を1杯…2杯…3杯!このティーカップになんと砂糖3杯ですよ!
これは、砂糖を多く入れた方が香りがたちやすいそうです。味はすごく甘くなりますけど…。
そんな丸子紅茶に合わせるお茶菓子は…
この二六さんの紅茶を使用したマカロンとシフォンケーキをご用意しました。
正に「二六づくし」のティータイムです。このマカロンですが、購入できるのは焼津グランドホテルさんのみとのことですが、おすすめの逸品です。
こちらで、ゆっくりとしたティータイムを終えて15時10分に丸子ティーファクトリーを出発しました。
15:35 静岡駅北口に到着
ほぼ予定通りの15時35分に静岡駅に到着して今回のツアーは終了!
皆様にも喜んでいただけたようで、このような企画を今後も続けていきたいと思います。
藤枝おんぱくでは、他にもプログラムがあって6月11日まで開催されています。
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