湯田中渋温泉郷とは?
長野県の北部にある湯田中渋温泉郷。一括りで「湯田中温泉」と呼ばれることもありますが 正確には横湯川・夜間瀬川流域に点在する「安代(あんだい)温泉」「角間(かくま)温泉」「上林(かんばやし)温泉」「沓野(くつの)温泉」「地獄谷(じごくだに)温泉」「渋(しぶ)温泉」「新湯田中(しんゆだなか)温泉」「星川(ほしかわ)温泉」「穂波(ほなみ)温泉」「湯田中(ゆだなか)温泉」の10の温泉で構成されています。
なかでも温泉街の散策がおすすめなのが 湯田中温泉と渋温泉です。そして 渋温泉は懐かしい空気が流れるノスタルジーを感じることができる温泉街です。
温泉街は昼間はもちろんですが 夜になったら浴衣に着替えて下駄を鳴らしながら歩きたい町並みです。
温泉街には外湯がある
湯田中渋温泉郷にある温泉の中には外湯巡りができる温泉街がいくつかあります。特に渋温泉は9つの外湯があって 湯めぐりを楽しむことができます。
ただ 外湯は地元の方も入るので観光客は その温泉に宿泊した宿泊客のみが利用可能となっています。
写真の渋温泉外湯も「男湯」「女湯」ともに入口の扉には鍵が掛かっていて 宿泊客は旅館から外湯の鍵を預かって その鍵が無いと中に入ることができません。また 湯田中温泉の宿泊客は湯田中温泉の外湯のみ利用可能。渋温泉の宿泊客は渋温泉の外湯のみ利用可能と同じ湯田中渋温泉郷であっても それぞれの各温泉にある外湯は その温泉の宿泊客以外は利用できない仕組みになっています。利用料は宿泊客は無料となっています。
ただ1つ渋温泉の「大湯」は一般利用が可能です。ただし宿泊客以外は入浴料(500円)が必要です。入浴券は渋温泉旅館組合事務所又は渋温泉駐車場で販売されています。
写真は安代温泉の外湯「安代大湯」で安代温泉に宿泊した方のみ利用可能です。
足湯は一般客も利用可能
温泉街の中にある足湯は一般の方でも利用できます。もちろん源泉かけ流しです。
渋温泉の源泉温度はとても高く約90℃ほど。写真で見ると奥の方で網をつたって足湯に流れ込んでいますが これは湯温を下げるため。さらに奥から手前に流れ込むことによって適温になっています。足湯に入る時は熱さにも気を付けてください。
渋温泉散策で有名といえばこれ!
温泉街の中心にある旅館「金具屋」さんです。こちらの金具屋さんは「千と千尋の神隠し」のモデルになった旅館と言われています。国の登録有形文化財にも指定されていて情緒があります。
夜になると…
夜になるとライトアップされて ますますいい雰囲気になります。いかにも湯婆婆(湯ばーば)が出てきそう。
こちらの写真も実はライトになっていて 夜になるとそれぞれが灯ってお洒落な雰囲気になります。
渋温泉の食べ歩きグルメ
温泉といえば温泉まんじゅうですよね。渋温泉には何軒かお菓子やさんがあって それぞれで温泉まんじゅうを作っています。味や食感も微妙に違うので食べ比べをするのも楽しいですよね。そんな温泉まんじゅうで一番人気が写真の「羽田屋」です。
中はこしあんで 外の皮はしっとり。やや大きめで甘さは控えめです。バラでも販売しています。
温泉といえば 温泉卵も楽しみですよね。これは「古久屋」さんの店頭で販売しています。1個50円。写真の右上に小さなカゴがあるので そこに代金を入れて セルフサービスで温泉の中から1個取り出します。
注意書きがあって 店頭でも飲食はご遠慮とのことで 備え付けのビニール袋に入れて持ち帰り 別の場所で食べるようにしてください。温泉卵は半熟でプルプルの状態です。塩か醤油をちょっと掛けて食べると絶妙な美味さです。
渋温泉名物の「うずまきパン」
その「うずまきパン」を販売しているのは「小古井菓子店」さんです。場所は裏通りで ちょっとわかりにくいので しっかりと下調べをするか温泉街のマップを手に入れて迷わないようにしてください。
お店に入ってすぐの場所に 渋温泉名物「うずまきパン」が販売しています。
うずまきパンは表面にクリームが練りこまれていて 中にはマーガリンがたっぷりと入っています。
購入する時に「すぐに食べますか?すぐに食べるなら温めた方が美味しいですよ。どうします?」と聞かれます。すぐに食べるなら絶対温めてもらってください。
レンジで温めてもらったら 熱々を店頭で食べましょう!
中のマーガリンがパン生地にしみ込んで 表面のクリームとマーガリンの塩気が絶妙のハーモニーです。これは渋温泉に来たら食べたい一品です。
渋温泉に宿泊して 浴衣に下駄で外湯めぐり 温泉卵 うずまきパン 温泉まんじゅうと渋温泉を満喫してみてください。
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