西本願寺の宿坊・聞法会館に宿泊|京都中心部で体験できる宿坊ステイ

京都市内中心部には多くの寺社があります。 なかには 僧侶や参拝者のための宿坊を併設している寺社もあります。宿坊というと 本来は修行僧のための宿泊施設なのですが 今は その多くが観光客にも開放されていて 特に参拝目的でないとしても宿泊をすることができます。
今回は そんな宿坊の1つ 西本願寺の宿坊 聞法会館に宿泊してきたので その宿泊の様子を ご紹介していきます。
聞法会館の基本情報とアクセス
〒600-8357 京都府京都市下京区柿本町600-1 MAP
☎075-342-1122
京都駅から徒歩20分・バスなら西本願寺前すぐ

聞法会館までのアクセスは 公共交通機関の場合 京都駅から路線バスに乗車して西本願寺前で下車すれば歩いてすぐですが 京都駅から歩いたとしても徒歩約20分と 利便性の良い場所にあります。
無料駐車場完備で車利用も安心
自家用車の場合は 大きな無料駐車場があるので安心です。
6階トリプルルームに宿泊|広さ30㎡のゆったり空間
和洋室と同じ広さでリビングスペース付き

こちらが今回宿泊した6階のトリプルルームです。部屋の広さは30㎡と かなり余裕のある広さです。定員5名の和洋室と部屋の広さは同じで 写真奥にリビングスペースが見えますが 和洋室は その部分が4畳半の畳エリアになっていて3名以上の場合は そこに布団を敷くことになります。
布団はセルフで敷く“宿坊スタイル”
ベッドメイキングについては チェックイン時に済まされていますが 布団については 個々で敷くのが宿坊スタイルです。夕食中に仲居さんが布団を敷いてくださる旅館スタイルに慣れてしまっていると不便に感じる点かもしれません。
ルームキーで電源管理|即時オフに注意

もう1点不便だったのがこちら。ルームキーですが 部屋の電源はルームキーを写真のボックスへ抜き差しすることによって オン・オフとなります。最近のものだと 抜いたあとも しばらくは電気が維持されるものが多いですが こちらは キーを引き抜くと 即座に部屋の電源がオフとなります。
客室からの景色|京都タワービューの部屋も選べる
西側の景色(駐車場ビュー)

6階のお部屋からの景色です。今回は堀川通りと反対側のお部屋でしたので 聞法会館の西側の景色となります。下に西本願寺・聞法会館の大きな駐車場が見えています。
堀川通り側なら京都タワーが見える

堀川通り側のお部屋に宿泊をすれば 部屋から京都のシンボルでもある 高さ131mの京都タワーを眺めることも可能です。夜は写真のようにライトアップされ とてもきれいです。
ライトアップは日によって色が変わることも

今回宿泊した3月14日(土)は「下京区防犯の日」の取り組みの一環としてスカイブルーにライトアップされていました。このように 京都タワーは 時々 様々な色でライトアップされるので 京都タワー本日のライトアップ情報を事前にチェックするといいでしょう。
客室の設備|ユニットバス完備・大浴場も利用可能

こちらが部屋のユニット部分で お部屋に洗浄機能付きトイレと お風呂があります。お風呂については 地下1階に大浴場があるので そちらを利用すると良いでしょう。今回も大浴場を利用したので 部屋の風呂は使いませんでした。
地下1階の大浴場|京都中心部では貴重な湯舟付きの宿泊施設
大浴場は男女別・洗い場は少なめ

聞法会館の地下1階には男女別の大浴場があります。西本願寺の聞法会館は 比較的 部屋数が多く 収容人数が多い割には 大浴場の洗い場の数が少なく 浴槽もそこまで大きくありません。
利用時間は16〜22時のみ|朝風呂不可
また 注意が必要なのは 利用可能時間です。朝は使用不可。宿泊日の16時~22時と使用可能な時間が短いです。それもあって 常に混雑している感じです。空いている時間を狙うのであれば 夕食時間帯が狙い目でしょう。
京都中心部で湯舟に浸かれる貴重な宿
とはいえ 京都の中心部で 一部の旅館以外は 大浴場の湯舟に浸かることができるホテルは皆無です。そういった意味では お風呂に浸かることができる貴重な宿でもあります。
館内設備|自販機・レストラン・周辺飲食店
自販機はやや割高・コンビニは遠め

客室があるフロアには自動販売機もあって ソフトドリンクはもちろん アルコールも販売しています。値段は やや高めの設定です。でも 徒歩圏内のコンビニは どこも遠いため 事前に購入してチェックインをするか 自販機で購入することになりそうです。
地下1階のレストランで夕食可能

聞法会館の地下1階にはレストランがあって 宿泊時に夕食を注文していた場合は こちらで用意されています。また夕食の予約をしていなくても1,000円台から 各種定食が用意されているので こちらで済ませると良いでしょう。
聞法会館の周辺に飲食店となると 堀川通りを挟んで向かい側にロイヤルホストがあります。これが 一見 近いように見えるのですが 堀川通りを渡るために最寄りの信号まで移動することが考えると 案外歩くこととなります。
ここは 聞法会館の地下レストランを利用した方が良いでしょう。
夕食は3種類の定食から選択可能

予約時に夕食をセットする場合 上から なでしこ(6,000円)・れんげ(5,000円)・さくら(4,000円)と3種類あり 写真は一番下「さくら」の料理です。れんげは これにローストビーフが付きます。

鍋は 湯葉&ぶりしゃぶでした。最初に 水菜等の野菜を入れ 野菜がしんなりした頃に 湯葉や ぶりをしゃぶしゃぶします。
朝食ビュッフェ|業務食材中心でビジネスホテル風

朝食も 同じく 地下1階のレストランにてビュッフェ形式にていただきます。やや 業務食材が多めのメニュー構成で ビジネスホテルの朝食と似たような内容です。
宿坊の食事というと 精進料理という固定観念がありますが 今の京都市内の宿坊では 逆に 精進料理はオプションで食べるようになっています。
宿坊ならではの体験|朝のお勤めに参加できる
朝6時開始・参加は自由

宿坊に宿泊する特典の1つが 朝のお勤めに参加できるという点です。西本願寺の場合 宿泊者限定ではないので 誰でも参加することができますが 宿坊に宿泊していると 最寄りの宿泊施設ということで便利です。
この朝のお勤めは朝6時から。参加は自由なので 朝はゆっくり眠っていたい場合は 参加する必要はありません。ただ せっかく宿坊に宿泊するのであれば 参加した方が良いでしょう。
国宝・阿弥陀堂と御影堂で行われる特別な体験

朝の清々しい境内です。写真手前が 国宝の阿弥陀堂です。そして奥の大きな建物が こちらも国宝の御影堂です。昼間は 多くの参拝客で混雑している西本願寺ですが 朝の6時は 境内に人の姿は ほとんどありません。

朝のお勤めの前半は 阿弥陀堂にて、後半は御影堂へ移動して 僧侶達と一緒に お経を読みます。各お堂では 貸出用の経本があるので お経がわからなくても安心です。
椅子席あり・経本貸出ありで初心者も安心
また 椅子席も用意されているので 正座が苦手でも問題ありません。
最後には その日に担当される ご住職から ありがたい法話をいただき 朝のお勤めは終了です。

約1時間の 朝のお勤めを終えて7時に戻ってくると ちょうど朝食の時間。お勤めで ちょうど お腹が空いてきているので 美味しく朝食をいただくことができます。
西本願寺の宿 聞法会館の評価(各項目20点満点)
温泉・風呂(12点)温泉ではないが 京都中心部の宿泊施設で足を伸ばして湯舟に浸かることができるのは貴重。可能ならば 朝風呂を楽しみたいが…贅沢は言えないか。
部屋・施設(11点)施設的には それなりに古い。廊下など 一部 壁紙が剥がれているところもある。が 京都中心部で リーズナブルに宿泊できるのだから文句は言えない。
夕食(11点)レストランは外注で「がんこ」がテナントとして入っている。事前に料理を予約するよりも1,000円台~の定食を頼んだ方がコスパはいい。
朝食(11点)並んでいるメニューが 業務食材ばかり。9マスの皿を持ったが 全てのマスを埋めるのは かなら困難。ビジネスホテルの朝食程度で京都らしさもない。
サービス・その他(16点)宿坊の魅力は何と言っても 朝のお勤め。これは 一般の宿泊施設では体験できない。特に 西本願寺は 2つの国宝内でお勤めが執り行われる。
総合(61点)それぞれの項目は ギリギリだが 宿坊ならではのメリットで合格点に到達した感じ。京都中心部において この価格帯で2食付きはとても貴重。
聞法会館まとめ|京都中心部で宿坊体験を楽しめる貴重な宿
聞法会館は、京都中心部という便利な立地にありながら、宿坊ならではの落ち着いた雰囲気と、朝のお勤めに参加できる特別な体験が魅力の宿です。施設の古さや大浴場の混雑など気になる点はあるものの、京都で湯舟に浸かれる宿は貴重で、価格帯を考えると十分満足できる内容でした。
特に、国宝の阿弥陀堂・御影堂で行われる朝のお勤めは、一般のホテルでは味わえない唯一無二の体験。京都旅行の中に“静かな朝の時間”を取り入れたい方には、ぜひおすすめしたい宿坊です。
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