日本人の「心のふるさと」伊勢神宮を参拝する
日本人の「心のふるさと」と言えば それは 三重県にある伊勢神宮であり 日本国内に「○○神宮」と呼ばれる社は明治神宮や平安神宮など 他にも存在はしますが ただ「神宮」と2文字で表される場合には 伊勢と付いていなくても それは伊勢神宮の事を言います。今回は 伊勢神宮に参拝をして おかげ横丁にて食べ歩きグルメを楽しみたいと思います。
伊勢神宮には 内宮(ないくう 皇大神宮)・外宮(げくう 豊受大神宮)と 大きく分けて2つの お宮があり まずは外宮から参拝するのが正しい参拝ルートです。外宮に祀られている豊受大御神(とうけのおおみかみ)は 衣食住や産業の守護神とされ 内宮に祀られている天照大御神の食事を司る御鐉都神(みけつかみ)とも呼ばれています。
写真が 外宮の正宮(しょうぐう)です。写真の鳥居より先は撮影禁止なので注意してください。また 正宮手前に 三ツ石と呼ばれる場所があり パワースポットとして紹介しているブログ等もあり 手をかざす人を見かけることもあります 神聖な場所に変わりはありませんがパワースポットではなく 伊勢神宮の公式HPでも手をかざす行為をやめるよう呼びかけがされているので こちらも注意するようにしましょう。
ここで伊勢神宮外宮イメージ動画をご覧ください。
宇治橋を渡って内宮へ
外宮での参拝が終わったら 車で15分程 移動すると内宮(皇大神宮)です。写真の宇治橋で五十鈴川を渡ると そこは神域とされています。ちなみに 外宮は左側通行 内宮は右側通行とされています。明確な理由はありませんが 手を清める手水舎が 通路のそれぞれ外宮は左側に 内宮は右側にあったから…という説が有力とされています。
宇治橋を渡り 手水舎で清めた後に 神楽殿の前を通れば約10分弱で 内宮(皇大神宮)の正宮前となります。写真撮影については 写真の通り 石段下までとなっていますので それ以降の写真撮影は慎むようにしましょう。
ちなみに 伊勢神宮は私幣禁断(しへいきんだん)という制度があり 天皇以外が幣帛(へいはく:神々へ捧げもの)することは禁じられてきました。皇太子であっても お供えをする場合には天皇の許可を要したとされています。
そのため 賽銭箱がありません。が 一般の参拝者がそれを破り賽銭をしてしまっています。その賽銭で神域が穢れるのを防ぐために白い布が張られていますが 決して そこに賽銭をしていいわけではありません。また 五十鈴川のお手洗場にも 賽銭をする人がいます。これも神域を穢す行為となるので慎みましょう。
そして 伊勢神宮には おみくじがありません。これは 伊勢神宮に参拝をすること自体が大吉な出来事なので おみくじを引く必要が無いのだとか…。
ここで 厳かな雰囲気の伊勢神宮内宮イメージ動画をご覧ください。
伊勢神宮内宮のパワースポットとは?
そんな伊勢神宮に伝わるパワースポットが1つ。それは宇治橋にあります。内宮は基本的に右側通行なので 帰る際の最後から2つめの擬宝珠(ぎぼし)。この擬宝珠にだけ 宇治橋の守り神とされる饗土橋姫(あえどはしひめ)神社のお札「萬度麻(まんどぬさ:一万回祈願したご利益があるお札)」が納められており こちらの擬宝珠に触れると「また伊勢詣りができる」とか「帰宅時に厄災から守ってもらえる」とされています。別説には 金運が上がる効果もあるということも聞いたことがあります。
こちらの擬宝珠は帰る前に必ず触っていくといいでしょう。多くの人が触っていくせいか この擬宝珠だけ色が変わっているので 間違えることは無いでしょう。
参拝が終わったら おかげ横丁で食べ歩き!
参拝が終わったら 参道で食べ歩きを楽しみましょう。参拝後の食べ歩きは おかげ横丁が人気ですが おかげ横丁へと続く おはらい町通り(伊勢街道)から おすすめグルメを紹介していきます。
①手こね茶屋 内宮店 伊勢うどん
伊勢の郷土料理 伊勢うどんです。さぬきうどんとは対極の柔らかいうどんです。わざわざ伊勢詣でをした参拝客に 少しでも消化が良いものを…という想いから太く柔らかい麺になったそうです。伊勢うどんには真っ黒のツユが入っていますが これが見た目ほど味が濃くはありません。
〒516-0024 三重県伊勢市宇治今在家町47-13 MAP
☎0596-27-1244
11:00~16:00(土日祝 10:30~17:00) 年中無休
②伊勢プリンの鉄人 伊勢プリントースト
手こね茶屋内宮店から50mほど先の右側にあるのが伊勢プリンの鉄人です。小さい店舗でわかりにくいかもしれません。また すぐ先に 伊勢糀屋の糀ぷりん本舗がありますので 間違えに ご注意ください。
〒516-0024 三重県伊勢市宇治今在家町24 MAP
☎0596-63-9202
10:00~17:00 年中無休
こちらが人気メニューのプリントーストです。パンプディングよりはパンの食感が無くなって中はトロトロです。表面は軽く炙られていてカリッとしているので 様々な食感を楽しむことができます。添えられたソフトや生クリームとの相性も◎。ただ 店が小さく 食べるスペースが店舗前も限られるので そこが難点。
③だんご屋 みたらしだんご
伊勢ぷりんの鉄人から150mほど進んだ先にある その名も だんごやです。
だんごや
〒516-0025 三重県伊勢市宇治中之切町12 MAP
☎0596-23-8732
10:00~17:00 年中無休
こちらが みたらしだんご1本150円です。沖縄波照間産の黒糖を使用した黒糖みつ団子1本200円も人気。優しい味ともっちりとした餅ですが 安定した味で 食べ歩きにもってこいです。
④赤福本店 赤福餅
伊勢土産では定番中の定番として知らない人はいないでしょう。そんな赤福の本店は おはらい町通りの中心部にあります。だんごや からは約70mほど。
〒516-0025 三重県伊勢市宇治中之切町26 MAP
☎0120-081-381
5:00~17:00 年中無休
販売している商品は もちろん赤福餅が有名ですが 最近の新商品としては白餅黒餅が販売されているようです。また本店では写真中央の御菓印(300円)をいただくこともできます。
本店で食べることができるのは赤福餅のみです。それでも本店で 五十鈴川を眺めながらいただく赤福餅は最高です。赤福餅表面の模様は その五十鈴川の流れを現しているものです。近隣の店舗では夏は 赤福氷 冬は 赤福ぜんざいをいただくこともできます。
赤福本店を西に入ると おかげ横丁
赤福本店を西に入っていくと そこ一帯が おかげ横丁と呼ばれるエリアで 周辺で一番栄えている場所となります。その おかげ横丁の中心が 写真の太鼓櫓となります。
⑤横丁焼の店 ぱんじゅう
おかげ横丁の中心部 太鼓櫓の斜め向かい側にある小さいお店です。ここで販売されているのが 明治時代から伊勢で親しまれてきた おやつ「ぱんじゅう」です。
〒516-0025 三重県伊勢市宇治中之切町52 MAP
☎0596-23-8855
9:30~17:30 年中無休
写真が 伊勢のおやつ ぱんじゅうです。手のひらに乗る一口サイズで 上の青のりが振りかかっているのが特徴です。今回は季節限定の いもあんを注文したので 青のりはありませんが…。
⑥若松屋 伊勢ひりゅうず
ぱんじゅうの横丁焼の店から 通りを挟んで向かい側が 伊勢かまぼこの名店 若松屋があります。創業は明治38年という老舗です。
〒516-0025 三重県伊勢市宇治中之切町52 MAP
☎0596-23-8833
9:30~17:30(季節により閉店時間が変動) 年中無休
こちらが 若松屋の名物 伊勢ひりゅうず です。思ったより1個が大きく大人の男性のげんこつ程の大きさがあります。中央に うずらの卵が入っていて 中身も具沢山で9種類の具材を使用しているのだとか…。揚げたての熱々を食べると これでお腹がいっぱいになってしまうかも?
伊勢若松屋の商品は下のリンクより お取り寄せが可能です。
その先の店舗 伊勢醤油本舗の焼き伊勢うどん(13:00より販売)も おすすめ。
⑦豚捨 元祖ミンチカツ
おかげ横丁の人気店の1つ 豚捨です。
〒516-0025 三重県伊勢市宇治中之切町52 MAP
☎0596-23-8802
9:00~17:30 年中無休
豚捨という屋号の由来は このお店が提供する牛肉が あまりにも美味しいために豚肉を捨ててしまえ!というように知れ渡っていますが その昔 豚を飼っていたの創業者の 森捨吉が 食肉店を始めたということで 略して豚捨というのが本当のようです。
それでも 人気のミンチカツはソースを付けなくても 肉本来の味を楽しむことができます。
⑧手こね茶屋おはらい町中央店 手巻き手こね寿司
豚捨の15mほど先にある店舗です。①で紹介した店舗の姉妹店となります。
〒516-0025 三重県伊勢市宇治中之切町93 MAP
☎0596-65-7020
10:30~17:00 年中無休
伊勢の名物料理として 伊勢うどんと並んで有名なのが 手こね寿司です。赤身を醤油などのタレに漬け込んで 酢飯に乗せていただきます。ただ これを1食食べてしまうと なかなか食べ歩きが難しい。そんな悩みを解消してくれる一品です。手巻きの食べ歩きスタイルで 郷土料理を楽しむことができます。
お伊勢さんを訪ねて おかげ横丁で食べ歩きを楽しんでみてください。
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