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日本海の大パノラマを望む唯一無二の絶景露天風呂!不老ふ死温泉 宿泊記(新館東棟2階 77点)

リゾートしらかみに乗り絶景露天風呂を求めて日本海へ

2025年4月に 人気観光列車リゾートしらかみに乗車して 青森県の不老ふ死温泉へ1泊してきましたので その様子を ご紹介していきます。

今回は リゾートしらかみを往復利用しましたが そちらの乗車については一度は乗りたいローカル線 五能線を走る人気列車「リゾートしらかみ」で行く不老ふ死温泉(橅(ぶな)編成 往路4号・復路1号)にて詳しく ご案内しています。

最寄り駅からは無料の送迎バスあり

鉄道でのアクセスについて 最寄り駅はウェスパ椿山駅です。ここから不老ふ死温泉までは約4km弱の道のりとなります。徒歩では遠く かといって駅前にはタクシーは皆無です。ただ リゾートしらかみでアクセスした場合は 列車に合わせ 予約不要で宿の送迎バスが待っています。

ちなみに 普通電車を利用してアクセスする場合は 事前に宿に その旨を伝えると 列車の到着時間に合わせて お迎えに来てくれます。

路線バスも運行してるが…

施設前にバス停があるので 路線バスでもアクセスできそうな感じですが 深浦駅から曜日限定で運行している町営バスとなります。また1日3~4本の運行なので あまりあてにしない方が良さそうです。

黄金崎に建つ1軒宿 不老ふ死温泉に到着

JRウェスパ椿山駅から送迎バスに乗車すること約5分。あっという間に不老ふ死温泉に到着です。

黄金崎不老ふ死温泉

〒038-2327 青森県西津軽郡深浦町舮作字下清滝15 MAP

☎0173-74-3500

送迎バスの到着に合わせて フロントもフル稼働してくれるので チェックインについては順調です。ここで 簡単に館内の説明を受け 夕飯の時間を決めたら お部屋への移動です。

宿泊したのは新館(東館)の2階和室

今回は4名1室ということを宿側が考慮をしてくれた…ということですが 新館(東棟)2階の一番奥のお部屋でした。確かに15畳あったので お部屋は広いですがフロントから遠かったです。とにかく迷路のような造りでした。また本館にはエレベーターがあるものの 新館はエレベーターが無いので その点も注意が必要な場合があるかもしれません。

こちらが お部屋に置いてあったお茶菓子です。施設のある深浦町では糖度が高い雪人参が名産品となっていますが その雪人参を使用した雪人参タルトが置いてありました。沖縄の紫芋タルトのような感じですが とても美味しかったです。

こちらは 不老ふ死温泉以外では購入ができず お取り寄せもできないようなので 美味しいと思ったら 売店で忘れずに買うようにしましょう。

部屋が広いこともあってか 洗面台は2つありました。その奥に扉が見えますが こちらはトイレです。温水洗浄式の洋式トイレなので安心でした。お部屋にお風呂はありませんでしたが 温泉が目当てなので それほど 大きな問題はないでしょう。冷蔵庫の中は空っぽになっていて その上に 冷水が置いてありました。

こちらが お部屋からの景色です。窓は寒さ対策のため 二重ガラスの2枚窓になっています。エアコンは お部屋にありますが 全館一括管理のため温度調整ができません。4月初旬の青森というと 最高気温が12~13度と朝晩は寒さが目立ちますが エアコンを入れると暖房全開となってしまうので 途中は切ったりしました。

お部屋からの景色は 基本的にオーシャンビューです。青い色が濃い日本海の絶景を眺めることができます。時間によっては 沖に北海道へ向かうフェリーを眺めることもできました。

充実したキッズルーム

こちらが新館内にあるキッズルームです。多目的室も兼ねていて授乳室もあったりします。人里離れた1軒宿ではありますが 簡易のボルダリング等もあったりと 子供は退屈しのぎができそうです。

不老ふ死温泉と言えば絶景を望む温泉!

不老ふ死温泉 海辺の露天風呂

黄金崎の不老ふ死温泉と言えば 何といっても この日本海の大パノラマを望む海辺の露天風呂でしょう。こちらは 照明等が無いので日の出から日の入りまでが入浴可能時間となっています。また 夏はブヨ等もいるために虫刺されには十分な注意が必要です。波が高い日には 海辺の露天風呂が閉鎖されることもあります。

この露天風呂へ行くためには 新館(西棟)の先にある本館のエレベーターでフロントのある3階から1回に降ります。そこに本館の大浴場(黄金の湯)があるので そこで十分に温まることと 全身を洗ってから露天風呂へ行くようにしましょう。海辺の露天風呂には 風呂の浴槽しかありません。

本館 黄金の湯 横の通路を通って 一旦 外に出ます。そこから写真のような外通路を約50m進むと念願である海辺の露天風呂です。正面で二手に分かれていて 右側が女性専用。左側が混浴となっています。海辺の露天風呂については フロントでレンタルしている湯あみ着を着用しての入浴が可能です。

海辺の露天風呂の写真撮影については 館内各所に「禁止」と書かれています。ネット検索をすると宿泊ブログに海辺の露天風呂の写真を掲載している方が散見されますが それらは明確なルール違反行為であり 状況によっては犯罪となる場合があります。ルールはしっかりと守るようにしましょう。

不老ふ死温泉

フロント近くに新館の大浴場「不老ふ死の湯」があります。本館は内湯のみですが 新館の大浴場は 内湯に男女ぞれぞれ露天風呂が併設されています。男女入れ替え制となっているので 朝夕で違った風呂を楽しむことができます。

不老ふ死温泉の泉質は 含鉄-ナトリウム塩化物強塩泉です。湧き出た直後は透明ですが 空気に触れることによって茶褐色に濁ります。風呂上りに体を拭いたタオルは 茶色に変色してしまうほどです。源泉の温度が高く 温度調整のために加水はしているものの 源泉かけ流しの新鮮な温泉です。宿のHPによると 1日1回浴槽の湯を排出しているとのことで その湧出量と新鮮さは疑う余地はありません。

海鮮メインの夕食・朝食も魅力

不老ふ死温泉

温泉ばかりがクローズアップされる不老ふ死温泉ですが 料理もおすすめです。施設社長の お兄さんが深浦町で網元を営んでいるとのことで 新鮮な海の幸を味わうことができます。基本的にはバイキングとなりますが 仕入れ状況によっては 深浦マグロの解体ショーを開催する日もあるようです。

それ以外についても津軽ふかうらバイキングと名付けられ 津軽地域の郷土料理や深浦産の食材を使用した地元ならではのメニューが食べ放題です。

不老ふ死温泉

こちらが朝食の写真です。青森産リンゴを使用したリンゴカレーには柔らかい肉がゴロゴロと入っています。また 朝から刺身三昧。そして 青森で人気の筋子も提供されています。

不老ふ死温泉

デザートには 青森産リンゴをシロップに漬け込んだみつりんご。そして 100%りんごジュースもマストで味わいます。夕食も朝食も 正に青森づくしです。

自動精算機でチェックアウト

不老ふ死温泉

翌朝の精算は 鍵についているタグを自動精算機にかざすだけです。支払いは 各種クレジットにも対応をしています。

不老ふ死温泉

精算を済ませた後は フロント横の売店を見て時間を過ごします。お部屋に置いてあった雪下人参タルトを購入できる最後のチャンスです。

不老ふ死温泉

帰りのリゾートしらかみ4号に合わせた送迎バスに乗車してJRウェスパ椿山駅まで送ってもらいます。あっという間の1泊2日でした。ちなみに 車で30分の場所には 世界遺産 白神山地の十二湖があって 青池に行きたい場合は 不老ふ死温泉でレンタカーを借りることも可能です。

帰りもリゾートしらかみから 日本海の風景を望みながら青森を目指します。交通の便は不便ですが 美味しい料理に絶景露天風呂。不老ふ死温泉は それらにリーズナブルな宿泊料金という3拍子揃った 名宿と言えるでしょう。

黄金崎不老ふ死温泉の評価(各項目20点満点)

温泉・風呂(20点)源泉かけ流し・泉質の良さ・大パノラマを望む絶景露天風呂。ここに最高点を付けずに どこに最高点を付けるべきか。

部屋・施設(14点)増設を繰り返しているために 立体的ではなく平面に広がっていて 端から端までは遠い。が それなりにリニューアルを施していることを感じる。

夕食(16点)津軽地方の郷土料理をあれこれと楽しめるバイキング。また 海鮮の新鮮さは やはり仕入れの違いがあると思われる。あれこれと食べたくなるビュッフェだった。

朝食(14点)夕食からは 幾分 グレードがダウンするものの 地域色が感じられるビュッフェで ついつい食べすぎてしまいそう。

サービス・その他(13点)思ったよりも海外スタッフが多い印象。それでも頑張っていて悪い印象は無い。点数を下げているのは やはりアクセスの悪さ。

合計(77点)アクセスの問題さえクリアしてしまえば これで1万円台前半の宿泊料金は止まらない方が損。そのアクセスもリゾートしらかみを使用して観光と割り切れば最高の宿泊プランとなる。

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