清水と西伊豆をむすぶ駿河湾フェリー
静岡県の清水港と西伊豆土肥を約65分でむすぶ駿河湾フェリーです。
伊豆の道路が混雑する時も スムーズに伊豆へアクセスすることができます。その利用価値が一番高まるのが 例年2月頃に見頃を迎える河津桜のシーズンです。
河津桜が見頃を迎えた週末ともなると 東伊豆の国道135号線・沼津ICからの国道414号線しかアクセスルートが無いので 車が集中して大渋滞に。沼津ICから河津まで通常1時間30分くらいのところ4~5時間掛かることも珍しくありません。
そんな時は 駿河湾フェリーを使用して河津桜と縁がなく 空いている西伊豆を迂回するのがベストです。
◎駿河湾フェリーの土肥港から国道136号を南進。松崎町から県道15号線でバサラ峠を越えて下田市へと入ります。下田市から東伊豆の国道135号線は やはり混雑するので 下田セントラルホテルの先から国道414号線へ。バガテル公園・河津桜観光交流館の案内が出るので そこを右折。あとは道なり直進で河津桜の原木へ突き当たります。
今回は伊豆の迂回ルートとして最適な駿河湾フェリーをご紹介いたします。
清水マリンターミナルまでのアクセス
駿河湾フェリーの清水側の乗船場所「清水マリンターミナル」です。車両の場合は直接マリンターミナルへ来て受付します。
清水駅東口からは無料シャトルバスもあり
徒歩乗船の場合は 清水駅東口から無料の送迎バスが出ていますので 写真のバスに乗車してマリンターミナルへ向かいます。
受付を済ませたら、しばらくは富士山を…
写真は清水港から見た富士山です。10月から4月の晴れた日には 港から写真のような富士山を眺めることができます。日本一の富士山を見ていると船を待つ時間も楽しいものになります。
いよいよ乗船
車両にて乗船をしました。徒歩乗船の場合も まずはこちらの車両甲板から乗船することになります。
エレベーターも完備です
エレベーターが設置されているので 車いすや階段が苦手な方でも安心です。
一般船室はこんな感じ
車両甲板から2階に上がると そこは一般船室です。写真のようなイス席やごろ寝ができる畳スペースもあります。ドリンクを販売するカウンターも2階にあります。
2階のデッキには屋台も出ています
2階の後部デッキには屋台があって おつまみや軽食の販売をしています。船内ではアルコールの販売もしているので1時間の楽しい船旅になりそうです。
その屋台で名物となっているのが「223焼き(ふじみ焼き)」です。
清水と土肥をむすぶ航路が 富士山にちなんで県道223号線に認定されています。その「県道223号」の標識をイメージした今川焼です。
プラス500円で特別室「オーシャンルーム」へ
一般船室も悪くはないんですが たまにはランクアップしてみるのはいかがでしょう?わずか500円で船旅が優雅なものになります。さらに500円の中にコーヒー1杯の料金が含まれているんです。コーヒー代だと思えば安いものです。
オーシャンルームへ行く際には 階段脇の券売機で入場券を購入します。これはシール式になっているので それを左胸に貼ることによってオーシャンルームに入ることができます。
早速コーヒーを…
オーシャンルームの入口で早速コーヒーをいただき 先ほど購入した223焼きとともにいただきます。コーヒーには小さなお菓子も付いていました。
223焼きの中にはアンコがぎっしり!それでいて、控えめな甘さなので とても食べやすかったです。コーヒーとの相性も抜群です。
清水港を出港
そうこうしているうちに清水港をゆっくりと出航していました。正面の窓からは富士山がよく見えています。2階の一般船室からも見えないことはないんですが やはりオーシャンルームからの景色は特別です。
360度の絶景!
駿河湾を航行中は視界を遮るようなものはありません。この県道223号線は常に絶景が続いていきます。天気が良ければ写真のような富士山が。土肥に近づいてきた時に清水方面を眺めれば遠くに南アルプスの山々を望むこともできます。
旅の思い出を手紙で…
売店カウンター脇には223ポストが設置されています。こちらのポストから投函すると「県道223号」の消印が押されて届くことになります。ハガキは売店でも販売しているので 旅の思い出を綴って223ポストに投函してみてください。
そうこうしているうちに土肥港に到着。あっという間の65分間でした。体を十分に休めて 絶景を眺めながら渋滞も回避できる、駿河湾フェリーをぜひ1度利用してみてください。
☎054-353-2229
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