大阪 関西万博に観光バスで来場する場合向け

2025年に大阪夢洲で開催されている 大阪 関西万博へ貸切バスを利用して会場へ向かおうという場合に どのようにしたらいいのか?駐車場は?駐車場で昼食はどうするのか?等々 実際に現地へ お客様を案内してきた視点で ご案内をしていきます。
まずは駐車場・乗降場の予約が必須!

写真は お客様が乗降をする夢洲第2交通ターミナルです。7月の金曜日15時頃の様子です。大阪メトロで会場に向かう場合は東ゲートからの入場となりますが それ以外で会場でアクセスした場合は西ゲートからの入場となる場合がほとんどです。
西ゲートには 路線バスやシャトルバスが発着する第1交通ターミナルとは別に 貸切バス専用の第2交通ターミナルがあり 団体で訪れる場合は こちらの第2交通ターミナルでの乗降となります。
アクセスは阪神高速 湾岸舞洲ランプを流出し 此花大橋を渡ります。橋を渡っている際に 左右に賑やかなタワーが見えます。これはごみ処理場です。要予約ですが見学も可能です。
舞洲工場見学インターネットお申込み開始について(ご案内) - 大阪広域環境施設組合
此花大橋を渡り終えて2つめの信号を左折し夢舞大橋を渡っていきます。この際は中央車線を走行するといいでしょう。そのまま交差点を右カーブの陸橋で越えていきます。
その先 左手に大阪メトロの夢洲駅や その奥に東ゲートが見えてきます。その先で第1交通ターミナル(左車線)と第2交通ターミナル(右車線)への分岐があるので 第2交通ターミナルへ。分岐後は 左手に見えてきているのが第2交通ターミナルです。その先入場口があるので 左車線に寄っておくと良いでしょう。乗降場・待機場の推奨ルートにつきましては下のリンクでPDFにて ご確認ください。

左折進入で 第2交通ターミナルへと入っていきます。すぐにゲートがあります。
第2交通ターミナルに入る場合は 必ず乗降場の予約が必要です。
バスターミナル入退場予約システム | 公益社団法人2025年日本国際博覧会協会

予約をした上で 前日までに 当日使用するバスの車番登録が必要で 登録が済んでいると ゲートのセンサーでナンバープレートを読み込んで自動でゲートが空きます。
予約時に 乗車場の利用時間・降車場の利用時間も入力しますが 時間から大きく外れていない限りは問題ないと考えます(利用時に時間よりも30分以上早く入りましたがゲートは問題なく空きました。)。
もし 登録していた車両に問題があり 違う車両で訪れた場合はゲートが開きません。その場合は 駐車場の入金(利用日30日前より支払い可)が済むと QRコードが発行されますので それをゲートにある機械に提示するとゲートが開きます。
駐車場を含めた料金は下記の通りです。
降車場利用(駐車場利用なし):1,500円
乗車場利用(駐車場利用なし):1,500円
駐車場:(閑散期)7,000円 (通常期)8,000円 (繁忙期)9,000円
上記の組み合わせで料金が決定します。繁忙期に乗降場を利用してバスを駐車した場合1,500円(降車場)+9,000円(繁忙期駐車場)+1,500円(乗車場)=12,000円
事前にETCカードのカード番号を登録していた場合は 渋滞回避のための指定ルートを通行する等で最大3,000円の割引(指定出口利用2,000円・中心部迂回1,000円)があります。
第2交通ターミナルから西ゲートまでは最短で850m

第2交通ターミナルから西ゲートまでは最短850mという案内がされていますが その距離は 第2交通ターミナル内にある 写真のテントから西ゲートまでの距離です。テントの奥に見えているプレハブはトイレです。バスを降車してから西ゲートまでは約1km(徒歩約15~20分)と考えていた方がいいでしょう。
お客様をゲートへ案内する前に 1度 写真のテントに集まって 帰る際の集合場所を決めておくといいでしょう。目印はテント土台の色と番号です。これを事前に決めてから ゲートに向かうと 集合時がスムーズになります。
乗車時のバス駐車場所については バスに掲示した予約証に記載されています。先ほどの写真では「C南」となっていました。テントからD→C→B→Aの列になっています。
また 西ゲート側が「南」 乗降場入り口ゲート側が「北」です。
ガイドや添乗員お客様を西ゲートまで案内する場合
予約証の降車場所利用可能時間は10分間と とても短くなっています。降車場については お客様の降車が済み次第 早めに移動するよう警備員から声が掛かります。ガイドや添乗員等が お客様を西ゲートまでご案内する場合は その案内している間は 降車場を出て まだ空いている乗車場の「C南」または「D南」の空いている場所にバスを待機させることが可能です。一度 駐車場出口を出てしまうと 入り直しはできないので ガイドや添乗員が案内をして戻ってくる場合は 駐車場を退出してしまわないよう注意が必要です。
夢洲第2交通ターミナルから舞洲待機場へ

第2交通ターミナルを退出すると ほぼ道なりで夢舞大橋を渡り舞洲へと入ります。そのまま信号を直進すると写真の駐車場入口があります。
ゲートの進入方法は第2交通ターミナルの乗降場と同じで ナンバー登録を済ませていれば入庫ができますし 車両変更があった場合は予約証のQRコードを機械に提示すればゲートが開きます。乗降場と違い こちらの駐車場は予約日であれば 何度でも入出庫が可能です。

駐車場内は かなりの広さで相当な台数が駐車できる上に スペースも大きく取られているので 駐車にてこずることはないでしょう。
基本的に アイドリングストップが推奨されていて 敷地内に2階建てのプレハブ小屋があり エアコンのある休憩室が複数用意されています。女性専用の休憩室もあります。ただ パイプ椅子と長テーブルしかないため 長時間の休憩には向かず ほとんどの乗務員さんが バスでエンジンを掛けて待機をしていますが 特に注意されることはありません。
それもあってか 休憩室を覗いてみましたが 数人がパラパラいる程度。それも乗務員ではなく 添乗員さんがパソコンを持ち込んで作業をしているようでした。
舞洲観光バス待機場での昼食

舞洲の観光バス待機場での昼食ですが 休憩室のあるプレハブ1階で お弁当を販売しています。値段は1,000円以内です。
平日なら舞洲食堂がおすすめ

もし 万博会場へ行くのが平日ならば 舞洲食堂がおすすめです。佐川急便湾岸センターの2階にあり社員食堂ですが 一般の利用も可能です。建物入口脇にはファミリーマートがあり こちらは年中無休の24時間営業です。
舞洲食堂
〒554-0041 大阪府大阪市此花区北港白津2丁目5-33 MAP
☎06-6464-6680
11:30~14:30 【定休】土曜・日曜・祝日

エレベーターで2階に上がると 入口にメニュー看板が立っています。基本的にメニューは日替わりのみで600円均一となっています。
日替わりはA・B・魚・麺・カレーの5種類となっており お盆を持って 希望のメニュープレートを取ると お盆に料理を載せてくれます。その他にも 小鉢が充実していて1品55円~。値段が安いので ついつい取りすぎてしまいます。

写真は この日のA照り焼きチキンです。漬物はセルフ。ご飯は白飯と日替わりご飯の2種類があって 自分で盛るスタイルで 超大盛も可能です。丼ものの場合は スタッフの方が こちらの希望に合わせて ご飯を盛り付けてくれます。
ちなみに ジャコ55円と濃厚チョコプリン110円を追加しています。

食後に さらに柚子シャーベット55円も追加しました。それでも合計820円です。食後は駐車場に戻りバスでゆっくり時間まで休憩しましょう。
駐車場から乗降場へ向かう際は左折での退出となります。陸橋ではなく側道へ入り 突き当りをUターンするように反対側の側道を戻れば 道なりで夢舞大橋へ行くことができるので あとは 乗降場までのルートを進行してください。
この団体バス来場マニュアルが 初めて万博会場へ来場する乗務員や添乗員さんの一助になればと思います。
混雑日における万博会場の1日を実録しています